1. ペテロ第だい一いち 5章しょう2節せつによると，長ちょう老ろうたちにはどんな大たい切せつな務つとめが委ゆだねられていますか。

 エホバは，ご自じ分ぶんの大たい切せつな羊ひつじを世せ話わする務つとめを長ちょう老ろうたちに委ゆだねています。長ちょう老ろうたちは兄きょう弟だい姉し妹まいのために喜よろこんで仕つかえ，「しっかり世せ話わする牧ぼく者しゃ」として，一いっ生しょう懸けん命めいに働はたらいています。（エレ 23:4。ペテロ第だい一いち5:2を読よむ。）会かい衆しゅうにこうした兄きょう弟だいたちがいてくれるのは本ほん当とうにうれしいことではないでしょうか。

2. 長ちょう老ろうたちはどんな問もん題だいにぶつかることがありますか。

² 長ちょう老ろうたちは務つとめを果はたしていく中なかで，いろいろな問もん題だいにぶつかることがあります。例たとえば，会かい衆しゅうの中なかでやるべきことが本ほん当とうにたくさんあります。アメリカで長ちょう老ろうとして奉ほう仕ししているトニー兄きょう弟だいは，仕し事ごとを引ひき受うける時ときに慎つつしみが必ひつ要ようでした。こう言いっています。「コロナが流りゅう行こうし始はじめた頃ころ，私わたしは集しゅう会かいや伝でん道どうを組そ織しきするための仕し事ごとを次つぎ々つぎと引ひき受うけました。でも，いくらやっても終おわりが見みえませんでした。だんだんと聖せい書しょ通つう読どくや個こ人じん研けん究きゅうや祈いのりがおろそかになっていきました」。コソボで長ちょう老ろうとして奉ほう仕ししているイリル兄きょう弟だいは，戦せん闘とうが激はげしい地ち域いきにいた時とき，組そ織しきからの指し示じに従したがうのを難むずかしく感かんじました。こう言いいます。「危き険けんな地ち域いきで兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすけるという割わり当あてを支し部ぶから受うけた時とき，勇ゆう気きが必ひつ要ようでした。怖こわかったですし，この方ほう法ほうで本ほん当とうにうまくいくんだろうかと感かんじました」。アジアで宣せん教きょう者しゃ奉ほう仕しをしているティム兄きょう弟だいは，毎まい日にちのやるべきことを行おこなっていくのも難むずかしく感かんじることがありました。こう言いいます。「時ときには，兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすける力ちからが出でてこないくらい疲つかれ切きってしまうことがありました」。では， こうした問もん題だいを乗のり越こえるために，長ちょう老ろうたちはどんなことができるでしょうか。

3. ギデオンの手て本ほんについて考かんがえるとよいのはどうしてですか。

³ 長ちょう老ろうたちは裁さばき人びとギデオンの手て本ほんから学まなぶことができます。（ヘブ 6:12; 11:32）ギデオンは，神かみの民たみを守まもり世せ話わする務つとめを委ゆだねられていました。（裁さば 2:16。代だい一いち 17:6）長ちょう老ろうたちも，この大たい変へんな時じ代だいに兄きょう弟だい姉し妹まいを世せ話わする責せき任にんが与あたえられています。（使し徒と 20:28。テモ二に 3:1）ギデオンは慎つつしみや謙けん遜そんさを示しめしました。エホバからの指し示じに従じゅう順じゅんに従したがい，問もん題だいにぶつかっても忍にん耐たいしました。長ちょう老ろうたちはこうした面めんに見み習ならうことができます。長ちょう老ろうではない人ひとたちも，ギデオンについて学まなぶなら，長ちょう老ろうたちへの感かん謝しゃが深ふかまるでしょう。私わたしたちは，一いっ生しょう懸けん命めいに働はたらいている長ちょう老ろうたちをぜひ支ささえたいと思おもいます。（ヘブ 13:17）

4. ギデオンは慎つつしみと謙けん遜そんさをどのように示しめしましたか。

⁴ ギデオンは慎つつしみ深ぶかく謙けん遜そんな人ひとでした。 b 天てん使しを通とおして，ミディアン人じんからイスラエルを救すくうために選えらばれた，と言いわれた時とき，謙けん遜そんにこう言いいました。「私わたしの氏し族ぞくはマナセの中なかで一いち番ばん小ちいさく，私わたしは父ちちの家いえの中なかで最もっとも取とるに足たりない者ものです」。（裁さば 6:15）ギデオンは，自じ分ぶんには果はたせそうにない割わり当あてだと感かんじたのです。でもエホバは，ギデオンならできると思おもっていました。そして，ギデオンはエホバの助たすけによって，この務つとめをしっかり果はたすことができました。

5. 長ちょう老ろうたちはどんな時ときに謙けん遜そんさや慎つつしみを示しめすのを難むずかしく感かんじるかもしれませんか。

⁵ 長ちょう老ろうたちは，いつも慎つつしみや謙けん遜そんさを示しめすように努ど力りょくしています。（ミカ 6:8。使し徒と 20:18，19）自じ分ぶんの才さい能のうや成なし遂とげたことを自じ慢まんすることも，欠けっ点てんや失しっ敗ぱいのことで自じ分ぶんを過か度どに責せめたりすることもしません。それでも，長ちょう老ろうたちは難むずかしさを感かんじることがあります。例たとえば，自じ分ぶんが果はたせる以い上じょうの仕し事ごとを引ひき受うけてしまうことがあるかもしれません。会かい衆しゅうの務つとめの果はたし方かたについて褒ほめられることもあれば，悪わるく言いわれることもあるかもしれません。では，こうした状じょう況きょうに対たい処しょする上うえで，ギデオンの手て本ほんはどのように助たすけになるでしょうか。

6. 長ちょう老ろうたちはギデオンの慎つつしみにどのように見み習ならえますか。（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

 ⁶ ほかの人ひとに助たすけてもらう。慎つつしみがある人ひとは，自じ分ぶんの限げん界かいをわきまえています。ギデオンは慎つつしみ深ぶかく助たすけを求もとめました。（裁さば 6:27，35; 7:24）長ちょう老ろうたちも同おなじようにすることができます。この記き事じの最さい初しょに出でてきたトニー兄きょう弟だいはこう言いいます。「育そだった環かん境きょうも関かん係けいしていると思おもうんですが，私わたしは自じ分ぶんにできる以い上じょうの仕し事ごとを引ひき受うけてしまう傾けい向こうがありました。それで，家か族ぞくの崇すう拝はいで慎つつしみについて調しらべ，妻つまにも意い見けんを聞きくことにしました。jw.orgの『イエスのように他たの人ひとを訓くん練れんし，信しん頼らいし，責せき任にんをゆだねる』の動どう画がも見み返かえしました」。やがて兄きょう弟だいは，自じ分ぶんの仕し事ごとをほかの人ひとに委ゆだねるようになりました。どんな結けっ果かになったでしょうか。こう言いっています。「会かい衆しゅうの仕し事ごとはきちんと行おこなわれています。それに，私わたしもエホバとの絆きずなを強つよめる時じ間かんをもっと取とれるようになりました」。

7. 誰だれかから悪わるく言いわれる時とき，長ちょう老ろうたちはどのようにギデオンを見み習ならえますか。（ヤコブ 3:13）

⁷ 悪わるく言いわれる時ときも穏おだやかに接せっする。長ちょう老ろうたちは誰だれかから悪わるく言いわれる時とき，ギデオンの手て本ほんを思おもい出だすことができます。ギデオンは自じ分ぶんが完かん全ぜんではないことをよく分わかっていたので，エフライムの人ひとたちから文もん句くを言いわれた時とき，怒おこるのではなく穏おだやかに接せっすることができました。（裁さば 8:1-3）謙けん遜そんに耳みみを傾かたむけ，彼かれらが気き分ぶんを害がいしているのはどうしてかを知しろうとしました。そのようにして，緊きん迫ぱくした状じょう況きょうを収おさめることができました。長ちょう老ろうたちも同おなじようにすることができます。悪わるく言いわれるとしても，よく耳みみを傾かたむけ，穏おだやかに接せっするなら，会かい衆しゅうを平へい和わな場ば所しょにすることができるでしょう。（ヤコブ 3:13を読よむ。）

8. 長ちょう老ろうたちは褒ほめられる時とき，どんなことを意い識しきできますか。

⁸ エホバが賛さん美びされるようにする。ギデオンは戦たたかいでミディアンに勝かって称しょう賛さんされた時とき，みんなの注ちゅう意いをエホバに向むけました。（裁さば 8:22，23）長ちょう老ろうたちはどのように見み習ならえるでしょうか。全すべてはエホバのおかげであることを忘わすれないことです。（コリ一いち 4:6，7）例たとえば，教おしえ方かたが上じょう手ずだと褒ほめられる時ときには，聖せい書しょや組そ織しきの訓くん練れんの素す晴ばらしさについて話はなすことができるかもしれません。自じ分ぶんに注ちゅう目もくさせてしまっていないだろうか，と時とき々どき考かんがえてみましょう。ティモシー兄きょう弟だいは長ちょう老ろうになった頃ころ，公こう開かい講こう演えんをするのが好すきでした。こう言いっています。「私わたしは，凝こった紹しょう介かいの言こと葉ばや例たとえをよく使つかっていました。そのことでみんなから褒ほめられることもよくありました。でも，エホバや聖せい書しょではなく，自じ分ぶんに注ちゅう目もくさせてしまっていました」。やがて兄きょう弟だいは，自じ分ぶんの教おしえ方かたを変かえる必ひつ要ようがあるということに気き付づきました。（格かく 27:21）教おしえ方かたを変かえてどんな結けっ果かになったでしょうか。こう言いっています。「話はなしの後あとに，兄きょう弟だい姉し妹まいが『問もん題だいに対たい処しょする上うえで助たすけになった』とか『エホバをもっと身み近ぢかに感かんじた』とか言いってくれるようになりました。こういうコメントは，紹しょう介かいの言こと葉ばや例たとえを褒ほめられるよりももっとうれしいです」。

9. ギデオンはどんな場ば面めんで従じゅう順じゅんや勇ゆう気きを示しめす必ひつ要ようがありましたか。（表ひょう紙しの絵えを参さん照しょう。）

⁹ ギデオンは裁さばき人びとになった後あと，従じゅう順じゅんや勇ゆう気きが必ひつ要ような場ば面めんが何なん度どもありました。例たとえばエホバから，父ちち親おやのものであるバアルの祭さい壇だんを壊こわすようにと言いわれました。（裁さば 6:25，26）戦たたかいのために兵へい士しを集あつめた時ときには，人にん数ずうを減へらすよう にと2回かいも命めいじられました。（裁さば 7:2-7）そして，敵てきの陣じん営えいに真ま夜よ中なかに攻せめていくようにとも言いわれました。（裁さば 7:9-11）

10. 長ちょう老ろうたちはどんな時ときに従じゅう順じゅんを示しめすのを難むずかしく感かんじるかもしれませんか。

¹⁰ 長ちょう老ろうたちは「進すすんで従したが」う必ひつ要ようがあります。（ヤコ 3:17）聖せい書しょの教おしえや組そ織しきの指し示じにすぐに従したがうなら，兄きょう弟だい姉し妹まいの手て本ほんになることができます。でも，長ちょう老ろうたちも従じゅう順じゅんに従したがうのを難むずかしく感かんじることがあります。例たとえば，組そ織しきから次つぎ々つぎと新あたらしい指し示じが与あたえられる時とき，付ついていくのを大たい変へんに感かんじるかもしれません。「本ほん当とうにうまくいくんだろうか」と思おもえるような指し示じや，場ば合あいによっては逮たい捕ほされる危き険けんが伴ともなう指し示じを与あたえられることもあります。ではそういう時とき，ギデオンの手て本ほんはどのように助たすけになるでしょうか。

11. さまざまな指し示じを与あたえられる時とき，長ちょう老ろうたちはどのようにギデオンを見み習ならえますか。

¹¹ 指し示じに注ちゅう意い深ぶかく従したがう。エホバはギデオンにさまざまな指し示じを与あたえました。父ちち親おやの祭さい壇だんをどのように壊こわし，どこにエホバの祭さい壇だんを建たて，どの動どう物ぶつを犠ぎ牲せいにするかといったことです。ギデオンは疑うたがったりせずに，この指し示じ通どおりにしました。長ちょう老ろうたちも，組そ織しきからの手て紙がみやお知しらせやガイドラインを受うけ取とっています。これは，私わたしたちの安あん全ぜんやエホバとの絆きずなを守まもるためのものです。長ちょう老ろうたちがこうした指し示じに従したがっているので，会かい衆しゅうのみんなが守まもられています。本ほん当とうに感かん謝しゃできることではないでしょうか。（詩し 119:112）

12. 組そ織しきの指し示じや決けっ定ていが変へん更こうされる時とき，長ちょう老ろうたちはヘブライ 13章しょう17節せつをどのように当あてはめられますか。

¹² 調ちょう整せいに進すすんで応おうじる。エホバはギデオンに兵へい士しの数かずを99％以い上じょうも減へらすようにと指し示じしました。（裁さば 7:8）ギデオンは，「本ほん当とうにそうする必ひつ要ようがあるんだろうか。それでうまくいくんだろうか」と思おもったかもしれません。でも，エホバから言いわれた通とおりにしました。長ちょう老ろうたちもギデオンを見み習ならって，エホバの組そ織しきからの調ちょう整せいに進すすんで応おうじることができます。（ヘブライ 13:17を読よむ。）例たとえば，2014年ねんに統とう治ち体たいは，王おう国こく会かい館かんや大たい会かいホールの建けん設せつプロジェクトの費ひ用ようを賄まかなう方ほう法ほうを変へん更こうしました。（コリ二に 8:12-14）各かく会かい衆しゅうが建けん設せつの費ひ用ようを負ふ担たんするのではなく，世せ界かい中じゅうの会かい衆しゅうから費ひ用ようを集あつめるようになりました。そのお金かねを使つかって，どこでも必ひつ要ような所ところに王おう国こく会かい館かんや大たい会かいホールを建たてることができます。こうして，資し金きんが限かぎられた会かい衆しゅうのためにも王おう国こく会かい館かんが建けん設せつされるようになりました。ホセ兄きょう弟だいは新あたらしい取とり決きめについて聞きいた時とき，「こんなやり方かたで本ほん当とうに大だい丈じょう夫ぶだろうか。この辺あたりにも王おう国こく会かい館かんを建たててもらえるんだろうか」と思おもいました。兄きょう弟だいがこの調ちょう整せいを受うけ入いれるのに何なにが助たすけになったでしょうか。こう言いいます。「格かく言げん 3章しょう5，6 節せつから，エホバを信しん頼らいすることの大たい切せつさを思おもい起おこしました。本ほん当とうに素す晴ばらしい結けっ果かになりました。たくさんの王おう国こく会かい館かんが建たてられましたし，こういう方ほう法ほうで均きん等とうを図はかることができるんだと気き付づかされました」。

13. （ア）ギデオンはどんなことを確かく信しんしていましたか。（イ）長ちょう老ろうたちはどのようにギデオンを見み習ならえますか。（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

¹³ エホバが望のぞまれることを勇ゆう気きを持もって行おこなう。ギデオンは，恐おそれや危き険けんを感かんじる時ときもエホバからの指し示じに従したがいました。（裁さば 9:17）エホバから保ほ証しょうを与あたえられたので，神かみの民たみを守まもれるようにエホバが助たすけてくださると心こころから確かく信しんすることができました。エホバの証しょう人にんの活かつ動どうが禁きん止しされている地ち域いきの長ちょう老ろうたちは，ギデオンを見み習ならっています。逮たい捕ほされたり，尋じん問もんされたり，暴ぼう力りょくを受うけたり，仕し事ごとを失うしなったりする危き険けんがあっても，集しゅう会かいや伝でん道どうに率そっ先せんしています。 c 大だい患かん難なんの時とき，長ちょう老ろうたちは危き険けんが伴ともなうような指し示じを受うけることでしょう。その中なかには，ひょうのような音おん信しんを伝つたえる方ほう法ほうや，マゴグのゴグの攻こう撃げきを生いき残のこるためにすべきことが含ふくまれているかもしれません。こうした指し示じに従したがうには勇ゆう気きが必ひつ要ようです。（エゼ 38:18。啓けい 16:21）

14. ギデオンはどんな場ば面めんで忍にん耐たいを示しめす必ひつ要ようがありましたか。

¹⁴ ギデオンは裁さばき人びととして，体たい力りょく的てきに大たい変へんな任にん務むを果はたす必ひつ要ようもありました。夜よ中なかにミディアン人じんと戦たたかい，逃にげる敵てきをエズレルの谷たにからヨルダン川がわまで追おい掛かけました。（裁さば 7:22）そこはやぶに囲かこまれた場ば所しょでしたが，ギデオンは進すすむのをやめませんでした。とても疲つかれていましたが，ギデオンと300人にんはヨルダン川がわを渡わたり，追つい撃げきを続つづけ，ついにミディアン人じんを打うち負まかしたのです。（裁さば 8:4-12）

15. 長ちょう老ろうたちはどんな時ときに忍にん耐たいを示しめす必ひつ要ようがありますか。

¹⁵ 長ちょう老ろうたちは，会かい衆しゅうや家か族ぞくの世せ話わのために， 身しん体たい的てきにも精せい神しん的てきにも感かん情じょう的てきにも消しょう耗もうすることがあります。そのような場ば合あい，ギデオンの手て本ほんから何なにを学まなべるでしょうか。

16-17. ギデオンが忍にん耐たいするのに何なにが助たすけになりましたか。長ちょう老ろうたちはどんなことを確かく信しんしていますか。（イザヤ 40:28-31）（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

¹⁶ エホバが力ちからを与あたえてくださることを信しんじる。ギデオンは，エホバが力ちからを与あたえてくださると信しんじていました。その信しん頼らいが裏うら切ぎられることはありませんでした。（裁さば 6:14，34）ある時とき，ギデオンと兵へい士したちはミディアンの2人ふたりの王おうを走はしって追おい掛かけていました。恐おそらくこの王おうたちはラクダに乗のっていたことでしょう。（裁さば 8:12，21）しかし，イスラエル人じんはエホバの助たすけによって敵てきたちに追おい付つき，打うち勝かつことができました。長ちょう老ろうたちもエホバに頼たよることができます。エホバは「疲つかれ果はてることも，弱よわることもない」方かたで，必ひつ要ような力ちからを必かならず与あたえてくださいます。（イザヤ 40:28-31を読よむ。）

¹⁷ 医い療りょう機き関かん連れん絡らく委い員いん会かいで奉ほう仕ししているマシュー兄きょう弟だいの例れいを考かんがえてみましょう。兄きょう弟だいが頑がん張ばり続つづける上うえで何なにが助たすけになっているでしょうか。こう言いっています。「フィリピ 4章しょう13節せつの言こと葉ばの通とおりだと感かんじています。疲つかれてもう続つづけられないと感かんじることが何なん度どもあります。そのような時ときには熱ねつ烈れつに祈いのり，兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすけるのに必ひつ要ような体たい力りょくや気き力りょくをエホバに求もとめるようにしています。そうすると，エホバが力ちからを吹ふき込こんでくださるのを感かんじます」。ギデオンと同おなじように，長ちょう老ろうたちは献けん身しん的てきにエホバの羊ひつじを世せ話わする際さい，問もん題だいに直ちょく面めんすることがあります。そういう時ときには，身しん体たい面めんや感かん情じょう面めんで限げん界かいがあることを認みとめ，その限げん界かいを超こえないようにする必ひつ要ようがあります。それでも，エホバが祈いのりを聞きき，忍にん耐たいするのに必ひつ要ような力ちからを与あたえてくださることを確かく信しんできます。（詩し 116:1。フィリ 2:13）

18. 長ちょう老ろうたちはギデオンのどんなところに見み習ならえますか。

¹⁸ 長ちょう老ろうたちはギデオンの手て本ほんからたくさんの役やく立だつ点てんを学まなぶことができます。例たとえば，仕し事ごとをどれくらい引ひき受うけるかを決きめる時ときや，褒ほめられたり悪わるく言いわれたりする時ときに，慎つつしみや謙けん遜そんさを示しめす必ひつ要ようがあります。また，この体たい制せいが終おわろうとしている今いま，従じゅう順じゅんと勇ゆう気きを示しめさなければなりません。さらに，どんな問もん題だいが生しょうじてもエホバが力ちからを与あたえてくださることを信しんじる必ひつ要ようがあります。このようにして一いっ生しょう懸けん命めい働はたらく長ちょう老ろうたちを「いつも敬うやま[い]」，これからも感かん謝しゃを示しめしていきましょう。（フィリ 2:29）