憎しみの連鎖を断ち切るために
2 | 仕返しをしない
聖書の言葉
「悪いことをされても,決して仕返しをしてはなりません。……できる限りのことをして,どんな人とも平和な関係でいるようにしましょう。……復讐してはなりません。……『「復讐は私がすることであり,私が報復する」とエホバは言う』と書いてあるからです」。ローマ 12:17-19
どんな意味か
仕返しをしないために
仕返しをすると,憎しみの連鎖が生まれてしまいます。嫌なことをされても仕返ししないようにしましょう。感情を抑えて穏やかに対応します。そのままやり過ごした方が良い場合もあります。(格言 19:11)もちろん,犯罪の被害に遭うなど見過ごせない状況のときは,警察に通報する必要があるかもしれません。
仕返しをすると自分も傷つくことになる。
平和的に問題を解決する方法がないと感じたり,もうできることは全部やったと思ったりするかもしれません。それでも仕返ししないようにしましょう。仕返ししても状況が悪化するだけです。憎しみの連鎖を食い止めてください。神を信頼し,神が問題を解決してくれるのを待ちましょう。聖書はこう勧めています。「神に頼れ。神があなたのために行動してくださる」。(詩編 37:3-5)