特集記事 | 良い習慣を身に着けるには
1 現実的な見方をする
一度に何でも変えたくなるのは自然なことです。「今週から,たばこも悪い言葉も夜更かしもやめよう。運動を始め,食生活を改善し,おじいちゃんとおばあちゃんに電話をかけよう」と思うかもしれません。でも,一度にすべてを行なおうとすると,何一つ行なえずに終わってしまうのが落ちです。
聖書の言葉: 「知恵は,慎みある者たちと共にある」。―箴言 11:2。
慎みのある人は,現実的な見方をします。自分の時間,体力,資力に限りがあることを認めます。それで,一度にすべてを変えようとするのではなく,徐々に改善を図ります。
一度にすべてを行なおうとすると,何一つ行なえずに終わってしまうのが落ち
何ができるか
現実的なペースで改善を図りましょう。以下の方法が役立つかもしれません:
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培いたい良い習慣のリストと,やめる必要がある悪い習慣のリストを作りましょう。どちらのリストにも,思いつくものをすべて書き出しましょう。
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優先順位を定め,大切な順に番号を付けましょう。
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各リストから1つか2つずつ選び,それに取り組みましょう。その後,さらに1つか2つを選び,それに取り組みます。
悪い習慣を良い習慣と入れ替えることによって,改善のペースを速めることもできます。例えば,悪い習慣のリストにテレビの見過ぎが,また良い習慣のリストに家族との関係を深めることが含まれているなら,こう考えるとよいでしょう。「仕事から帰ったら,すぐテレビのスイッチを入れるのはやめて,友人や親戚と電話で話そう」。