安心できる将来 ― 神の支配下で
安心できる将来 ― 神の支配下で
将来への不安は間もなく過去のものとなります。神がご自分の政府,「神の王国」を用いて地球を管理してくださるからです。イエス・キリストはこのすばらしい見込みを念頭に置いて,次のように祈るよう追随者たちに教えました。「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように」。―マタイ 6:9,10。
神の王国は,人間の政治指導者たちと協力したり彼らを用いたりはしません。それどころか,神の王国は人間が自らを支配した痕跡すべてを除き去ります。わたしたちの生きている時代,つまり「終わりの日」に関するダニエルの次の預言に示されているとおりです。(テモテ第二 3:1)「それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を立てられます。……それは[人間が作った]これらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」。(ダニエル 2:44)この言葉は,人間による支配を好む人々にとって慰めや希望とはなりませんが,王国によって表明される神の主権を望む人々すべてにとっては輝かしい約束です。
すばらしい将来!
神の王国が地球全体を支配するとき,その臣民が政治・人種・宗教・国境によって分かたれることはありません。人々は,霊的な真理と純粋な愛によって結ばれる世界的な兄弟関係を作り上げるのです。(ヨハネ 13:34,35; 17:3,17)まさに王国の支配下で,「義なる者が芽生え,豊かな平和が月のなくなるときまで続くことでしょう」。―詩編 72:7。
神の王国はさらに,柔順な人間を心身共に完全な状態へと引き上げ,すべての病気や苦しみ,そして死を取り除きます。(啓示 21:3,4)どんな結果になりますか。地球はあらゆる面で楽園となり,エデンで語られた神の当初の目的が果たされます。 * ―創世記 1:28。
信頼できる唯一の良いたより
イエスは,「事物の体制の終結」の複合のしるしについて語った際,その一部となる特筆すべき事柄に言及されました。(マタイ 24:3-7)「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」。―マタイ 24:14。
神のご意志と調和して,2007年に,236の国や地域にいる700万人近くのエホバの証人は王国の音信を隣人に伝え,個人的な時間を14億時間以上も喜んで費やしました。エホバの証人が聖書の約束にそれほどの確信を抱いているのはなぜでしょうか。その答えは極めて明快です。次の記事に説明されているとおり,神は常にご自分の約束を果たされる方だからです。―ローマ 3:4。
[脚注]
^ 6節 10ページにある「聖書の見方: 地球は楽園になりますか」という記事をご覧ください。
[7ページの拡大文]
聖書は「豊かな平和」が実現すると述べている