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秘訣7: 強固な土台の上に家庭を築く

秘訣7: 強固な土台の上に家庭を築く

秘訣7: 強固な土台の上に家庭を築く

どういう意味か。家が長年にわたってしっかりと立ち続けるには,強固な土台が必要です。家族にも同じことが当てはまります。強い絆で結ばれた幸せな家族は,確かな導きとなるものの上に築かれています。

なぜ重要か。多くの書籍や雑誌,テレビ番組が,家族生活に関する様々なアドバイスを与えています。問題を抱えている夫婦に対し,別れないよう勧める結婚カウンセラーもいれば,離婚を促すカウンセラーもいます。専門家がこうした事柄についての持論を変えることさえあります。例えば,思春期の子どもの抱える問題を専門とする有名なセラピストは1994年に,仕事を始めた1970年代当時感じていたことについてこう書きました。「子どもにとって,夫婦仲が悪い両親と暮らすよりも,幸せなひとり親に育てられるほうがよいと考えていた。夫婦にとっても,悲惨な結婚生活を送るより離婚したほうがよいと思っていた」。しかし,20年の経験を積んだ後,このセラピストは考えを変え,「親が離婚すると多くの子どもは打ちのめされる」と述べました。

このことから分かるように,わたしたちは変わることのない確かな導きを必要としています。その点,神の言葉 聖書の原則を反映したアドバイスは,常に役立つ最善のものです。この一連の記事を読んでお気づきのように,3ページから8ページのいちばん上には聖書の原則が示されています。そうした原則は,真の幸福を見いだすよう多くの家族を助けてきました。それらの家族も,問題に直面しないわけではありません。しかし,聖書が結婚生活や家族生活の強固な土台となっているので,問題を乗り越えることができるのです。聖書がそのような土台となり得るのは,家族の創始者であるエホバ神がその著者だからです。―テモテ第二 3:16,17

何ができるか。3ページから8ページのいちばん上に引用されている聖句を紙に書き出してみましょう。役立ちそうな他の聖句も書き足すことができます。それをどこかに張ったり持ち歩いたりして,いつでも見られるようにしましょう。

決意して行動する。自分の家族生活に聖書の原則を当てはめるよう努力しましょう。

[8,9ページの図版]

聖書を強固な土台とすることにより,家族はあらしのような問題に対処できる