知っていましたか。インドではたいてい1年に1,000本を超える映画が制作されています。この数は，他の国を大きく上回ります。

何を避けるか。多くの映画は，聖書の規準に反する価値観を推奨します。セックスや暴力を生々しく描いたものや，心霊現象を題材にしたものもあります。しかし聖書は，「そうしたものを，憤り，怒り，悪，ののしりのことば，また……卑わいなことばを，ことごとく捨て去りなさい」と述べています。（コロサイ 3:8）神はまた，心霊術と関係のある行ないをすべて禁じておられます。―申命記 18:10-13。

どのように選ぶか。「予告編を見て，良くないかなと感じるなら，その映画は見ません」。―ジェリーン。 *

「だれかに勧められても，自分と同じ価値観を持つ人の言うことでなければ，受け入れません」。―ケートリン。

「このまま見ていていいのか心配になる内容だったら，映画館を出ることにしています」。―マリーナ。

「内容を知るために，映画のレーティングを載せたサイトで，セックスや暴力のシーンや汚い言葉が出てこないか確かめます」。―ナターシャ。

アドバイス: 好ましくない場面が出てくる可能性の低い映画を探しましょう。十代の真沙美は，「名作の本から取られた古い映画だと安心して見られます」と言います。

知っていましたか。米国だけでも毎週1,000冊を超える本が刊行されています。

何を避けるか。映画と同じように，本の中にも聖書の規準に反する価値観を推奨するものが少なくありません。例えば，露骨な性描写や心霊術的な内容を含む本もあります。しかし聖書は，「あなた方の間では，淫行やあらゆる汚れまた貪欲が口に上ることさえあってはなりません」と述べています。（エフェソス 5:3）心霊術は「エホバの目に悪いこと」ともあります。―列王第二 17:17。

どのように選ぶか。「本を探す時は，裏表紙や目次にざっと目を通します。悪影響を受けそうな内容なら，その本は買いません」。―マリー。

「大人になり，いろいろ自分で決めるようになって，良心の声に従うことが大切だと気づきました。本を読んでいて，内容が良くないと思うなら，続きは読みません。そのようなものを読むなら，神に喜んでいただけないことを知ったからです」。―コリーン。

アドバイス: 好みを広げてみましょう。17歳のララはこう言います。「最近のフィクションよりも昔の名作が気に入っています。言葉遣い，登場人物の生き方，話の展開がとてもいいんです」。

知っていましたか。四大レコード会社だけで1年に約3万種類のアルバムをリリースし，それは世界の音楽市場の70％を占めています。

何を避けるか。映画や本と同じように，今の音楽の多くは道徳的に乱れています。際どい歌詞の曲や露骨な性描写のあるミュージック･ビデオは，とりわけ若い人が性的な衝動を抑えるのを難しくします。（コリント第一 6:18）21歳のリーという女性はこう言います。「最近の音楽は，聖書の規準に反する行ないをするよう人を動かします。曲のビートに刺激されて踊りたくなってしまいます。踊りと言っても，フォークダンスみたいなものじゃありません」。

どのように選ぶか。「『わたしが聞く音楽のリストを大人のクリスチャンがスクロールして見るとしたら，わたしは恥ずかしくなるだろうか』と考えてみます。そうすれば，どんな音楽なら聴けるか，だいたい分かります」。―リアン。

アドバイス: ほかのジャンルの音楽も聴いてみましょう。ロベルトはこう言います。「父はクラシックが好きなので，僕もけっこう聴いて育ちました。クラシックについて知り，ピアノも習ったので，世界が広がりました」。