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家族​の​ため​に | 結婚​生活

友人との関係が親密なものになってきたら

友人との関係が親密なものになってきたら

現実​の​問題

あなた​に​は​よく​理解​し​て​くれる​異性​の​友人​が​い​て,その​人​と​は​何​で​も​話す​こと​が​でき​ます。そして,『わたしたち​は​ただ​の​友達』と​自分​に​言い聞かせ​て​い​ます。もっとも,あなた​の​夫​は,二​人​が​頻繁​に​長話​を​する​こと​に​気づい​たら,そう​は​考え​ない​か​も​しれ​ませ​ん。

恐らく​あなた​は,友人​と​の​関係​が​すでに​親密​な​もの​に​なっ​て​い​て,それ​を​何​と​か​する​必要​が​ある​でしょ​う。しかし,まずは,なぜ​その​よう​な​関係​に​なっ​た​の​か​に​つい​て​考え​て​み​ましょ​う。

なぜ​そう​なる​の​か

不満。異性​から​関心​を​示さ​れ​て​悪い​気​は​し​ない​もの​です。評価​さ​れ​て​いる​と​感じ​て​うれしく​なり​ます​し,自分​は​魅力​的​な​の​だ​と​思う​から​です。結婚​し​て​しばらく​たっ​て​い​て,異性​の​友人​と​一緒​に​いる​こと​に​心地よさ​を​感じ​始め​て​いる​か​も​しれ​ませ​ん。しかし,感情​面​の​その​よう​な​欲求​を​配偶​者​以外​の​人​に​満たし​て​もらう​なら,必ず​その​代償​を​払わ​なけれ​ば​なら​なく​なり​ます。異性​の​だれ​か​と​不​適切​な​感情​的​結びつき​を​持つ​と,配偶​者​と​の​結びつき​が​弱まり​ます。配偶​者​に​示す​べき​愛情​を​薄れ​させ​て​いる​こと​に​なる​から​です。

● こう​自問​し​て​み​て​ください。『結婚​生活​の​中​で​満たさ​れる​べき​どんな​欲求​を​友人​と​の​関係​に​よっ​て​満たそ​う​と​し​て​いる​だろ​う​か』。

弱さ。聖書​も​述べ​て​いる​よう​に,結婚​する​人​は​ある​程度​の「患難」を​身​に​招き​ます。(コリント​第​一 7:28)例えば,あなた​は,配偶​者​から​顧み​られ​て​い​ない,あるいは​感謝​さ​れ​て​い​ない​と​思え​たり,仲たがい​し​た​まま​憤っ​て​い​たり​する​時​が​ある​か​も​しれ​ませ​ん。もしか​し​たら​配偶​者​は,その​よう​な​問題​に​つい​て​話し合お​う​と​せ​ず,あなた​が​欲求​不満​を​抱き,ほか​の​だれ​か​から​関心​を​示さ​れ​て​気​を​よく​し​て​しまっ​て​も,何​も​言わ​ない​か​も​しれ​ませ​ん。『難しい​問題​に​つい​て​話し合う​の​を​嫌がる​こと​は,結婚​生活​が​不幸​に​なる​著しい​徴候,さらに​は​離婚​に​至る​前兆​と​みなさ​れる』と​言う​専門​家​も​い​ます。

● こう​自問​し​て​み​て​ください。『友人​と​の​ふさわしく​ない​関係​を​深め​て​しまう​の​は,今​の​結婚​生活​に​何​か​満たさ​れ​ない​もの​が​ある​から​だろ​う​か』。

どう​すれ​ば​よい​か

危険​を​知る。「人​は​その​懐​に​火​を​かき集め​て​おい​て,なお​その​衣​を​焼か​れ​ない​よう​に​する​こと​が​できる​だろ​う​か」と​聖書​は​述べ​て​い​ます。(箴言 6:27)実際,既婚​者​に​とっ​て,配偶​者​以外​の​人​に​恋愛​感情​を​抱く​の​は​破壊​的​な​こと​です。(ヤコブ 1:14,15)単に,何​か​が​起きる​か​も​しれ​ない​と​いっ​た​問題​で​は​あり​ませ​ん。すでに​起き​た​事柄​に​つい​て​考え​て​み​て​ください。その​種​の​関心​を​ほか​の​だれ​か​に​示す​なら,その​分​だけ​配偶​者​に​関心​を​示し​て​い​ない​こと​に​なる​の​です。

空想​を​やめる。親密​に​なる​と,この​人​と​結婚​し​て​い​た​なら​生活​は​どんな​もの​に​なっ​た​だろ​う​か,と​考える​よう​に​なる​か​も​しれ​ませ​ん。恐らくは,配偶​者​の​短所​を​蔑視​し​て,友人​で​ある​その​人​の​長所​を​高く​評価​し​て​いる​の​でしょ​う。しかし,その​人​の​こと​を​考え​て​抱く​感情​は,多分,初めて​の​もの​で​は​ない​でしょ​う。配偶​者​に​対し​て​結婚​当初​に​抱い​て​い​た​陶酔​感​を​思い出し​て​み​て​ください。―聖書​の​原則: エレミヤ 17:9

限度​を​設ける。人々​は​盗難​を​防ぐ​ため​に,自分​の​車​や​家​に​警報​装置​を​取り付け​ます。あなた​も​自分​の​結婚​生活​を​守る​ため​に​同じ​よう​に​する​こと​が​でき​ます。聖書​に​は,「あなた​の​心​を​守れ」と​述べ​られ​て​い​ます。(箴言 4:23)どう​すれ​ば​守れる​でしょ​う​か。以下​の​事柄​を​試し​て​み​て​ください。

  • 自分​が​既婚​者​で​ある​こと​を​はっきり​示し​ます。仕事​場​に​配偶​者​の​写真​を​飾っ​て​おく​と​よい​か​も​しれ​ませ​ん。―聖書​の​原則: 創世記 2:24

  • 異性​に​対する​振る舞い​に​関し​て,容認​できる​こと​と​でき​ない​こと​を​決め​て​おき​ます。例えば,その​よう​な​友人​に​自分​の​結婚​生活​上​の​問題​を​話す​こと​や,同僚​で​ある​異性​の​だれ​か​と​お酒​を​飲み​に​出かける​こと​は,ふさわしい​と​は​言え​ない​でしょ​う。

  • 異性​の​だれ​か​と​すでに​親密​に​なっ​て​いる​の​で​あれ​ば,その​関係​を​終わらせ​ます。そう​する​の​が​難しく​思える​なら,その​理由​を​自問​し​ましょ​う。その​人​と​の​関係​を​保と​う​と​する​の​で​は​なく,自分​の​配偶​者​の​ため,また​結婚​生活​を​守る​ため​に​行動​し​て​ください。―聖書​の​原則: 箴言 5:18,19