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新たな研究用の「ものみの塔」

新たな研究用の「ものみの塔」

新たな研究用の「ものみの塔」

今お読みのこの雑誌は,研究用の「ものみの塔」誌の第1号です。新たな構成の特徴を幾つかご紹介しましょう。

研究用の「ものみの塔」誌は,エホバの証人および進歩的な聖書研究生を対象として月1回発行され,四つないし五つの研究記事を掲載します。それらの記事の研究予定は表紙に印刷されます。一般用の「ものみの塔」誌には,表紙に毎号異なった挿絵や写真が用いられますが,研究用はそうではありません。研究用は野外宣教で提供されないからです。

2ページには,副記事の目次だけでなく,個々あるいは一連の研究記事の目的の要約が載せられます。この要約は,会衆の集会で意味深い討議をするために「ものみの塔」研究の司会者が準備をする際にも,大いに役立つでしょう。

研究記事は以前より少し短くなっています。ですから,「ものみの塔」研究の時に,主要な聖句について考えるためにより多くの時間を割くことができます。毎週,聖書を開いてすべての引照聖句を調べるようになさってください。引照聖句の中には「~を読む」と記されたものがあり,それらは「ものみの塔」研究の時に読んで討議します。時間が許すなら,他の聖句も読むことができます。記事によっては,「~と比較」と記された聖句があります。そのような聖句は,節の要点を直接的に確証するものではないので,通常は会衆の集会では読みません。とはいえ,「~と比較」と記された聖句は興味深い補足情報を含んでおり,場合によっては,論点を間接的に裏づけています。「ものみの塔」研究の準備の際にそれらの聖句も読むことをお勧めします。注解に含めることもできるでしょう。

今後,「ものみの塔」誌には年次報告は載りません。2008年以降は,「年鑑」に,また「わたしたちの王国宣教」の折り込みとして載ることになります。とはいえ,前述のとおり,研究用の「ものみの塔」には副記事も掲載されます。副記事の多くは会衆の集会で討議されませんが,注意深く読むようになさってください。それらにも,「忠実で思慮深い奴隷」からの霊的な食物が収められています。―マタ 24:45-47

「ものみの塔」誌の研究用の版と一般用の版は別個の雑誌ではありません。どちらも「エホバの王国を告げ知らせる ものみの塔」であり,2ページに,「ものみの塔」誌の目的を説明する同じ文章が印刷されます。また,両方とも年ごとの合本に含まれます。「覚えていますか」という記事は研究用の版に掲載されますが,その資料は両方から取られます。

1879年以来,戦争や経済的苦難や迫害の時期にも,「ものみの塔」誌は神の王国に関する真理を忠実にふれ告げてきました。エホバの祝福のもと,この新たな構成で今後もそうしてゆけるようにと,わたしたちは祈っています。また,読者であるあなたがこの新たな研究用の「ものみの塔」誌を十分に活用し,エホバの祝福を受けてゆかれるようにとも祈っています。