「これが永遠の命を意味しています」

「彼らが，唯一まことの神であるあなたと，あなたがお遣わしになったイエス･キリストについての知識を取り入れること，これが永遠の命を意味しています」。―ヨハネ 17:3。

知識は人の命を救うものとなる場合があります。アフリカのニジェールで，生後10か月の男の子ヌフが病気になった時，保健婦だった母親は，どうすべきかを知っていました。きれいな水に砂糖と塩を混ぜて経口補水溶液を作り，飲ませたのです。ユニセフによれば，母親が「応急処置を施したうえで保健所に行った」ので「その子の病気はすぐ治り」ました。

聖書の知識も，人の命を救うものとなります。聖書の最初の筆者モーセは，こう述べました。「それは，あなた方にとって無価値な言葉ではない。あなた方の命を意味し，あなた方はその言葉により，……自分の命の日を長くするのである」。（申命記 32:47）本当に聖書によって命の日を長くすることができるのでしょうか。それはどのように命を意味するのでしょうか。

ここまでの五つの記事で見たとおり，聖書は，預言が信頼でき，歴史的また科学的に正確で，内面が調和しており，指針が今日でも役立つという点で，比類のない本です。聖書がとてもユニークな本であることは明らかです。その教えに従えば命を長くすることができる，つまり永遠の命を得られるというのですから，注意深く検討する価値があるのではないでしょうか。

聖書の正確な知識を得ることは，現在の心の平安と将来の幸福につながります。どうぞご自分で体験なさってください。エホバの証人は，あなたがそのような知識を得るのを，喜んでお手伝いいたします。

[9ページの囲み記事/図版]

以下の基本的な疑問に対する納得のゆく答えを示しているのは聖書だけであり，その点でも聖書はとてもユニークな本です。

● わたしたち人間が存在しているのはなぜか

● これほど多くの苦しみがあるのはなぜか

● 亡くなった家族に希望はあるのか

そうした疑問に対する聖書の答えは，エホバの証人の発行したこの本に載せられています。

聖書は実際に何を教えていますか