特集記事 | サタンは実在する?
サタンは実在するのか
「わたしは,エルサルバドルで育ちました。子どものころ,言うことを聞かず,母から『悪魔が捕まえに来るよ!』と言われると,『来たっていいもん』と言ったものです。神の存在は信じていましたが,悪魔サタンなどいないと思っていたからです」。―ロヘリオ。
あなたの考えも,ロヘリオと同じですか。次の3つの考えの,どれが理にかなっていると思いますか。
-
サタンなど実在しない。それは悪を象徴する表現にすぎない。
-
サタンは実在するが,人間の事柄にはほとんど関与しない。
-
サタンは強力な霊者 ― 目には見えない実在者 ― であり,人類に大きな影響を及ぼしている。
どの考えにもそれぞれ賛同者がいます。恐らく幾百万人もいることでしょう。どの考えが正しいかを知ることは重要です。なぜならサタンが,もし実在しないのであれば,実在すると思っている人は惑わされていることになります。もし実在してはいても人間の事柄には関与しないのであれば,多くの人はわけもなく警戒したり恐れたりしていることになります。しかし,もし人を欺き操る実在者だとしたら,大多数の人の想像する以上に危険な存在である,と言えるからです。
では,次の点に聖書がどう答えているか,調べてみましょう。サタンとは何または何者なのでしょうか。悪の象徴? それとも,実在の霊者? 霊者だとしたら,あなたにとって危険な存在なのでしょうか。もしそうなら,どうすれば身を守れるでしょうか。