クリスチャンとして生活する
「聖書は何を教えていますか」の使い方
「聖書は何を教えていますか」(仮題)の本は,『聖書の教え』の本と似ており,将来,多くの言語でこの両方が入手できるようになるでしょう。どちらもわたしたちの教えの道具であり,同じ真理を同じ順序で取り上げています。しかし,この「教えていますか」の本は簡単な言葉と論理を使っています。『聖書の教え』の本で学ぶのを難しく感じる人のために準備されました。「教えていますか」の本には,付録の代わりに注記があり,言葉の簡単な説明や本文中の主要な考えが載せられています。各章には導入部の質問,復習の囲みはありません。その代わりにそれぞれの章は,本文で説明された聖書の真理の要約で終わるようになっています。『聖書の教え』の本のように「教えていますか」の本も,月の提供物にかかわりなくいつでも提供することができます。研究を司会するとき,「教えていますか」の本のユニークな特色をどのように生かせるでしょうか。
要約: 大抵の場合,『聖書の教え』の本を使って,まず節を読んでから質問をするという通常の方法で研究を司会できるでしょう。しかし,研究生が地元の言語をそれほど話せなかったり,上手に読むことができなかったりする場合は,「教えていますか」の本を使えます。章の要約を使って研究し,本文は個人的に読んでもらうこともできます。聖書の真理の1つをそれぞれ1回の研究で,15分ほどを用いて学べます。要約には本文に出てくるような詳細な点は含まれていないので,司会者は,研究生の必要を考慮に入れてよく準備する必要があります。本文から研究できる場合は,要約を復習として用いることができるでしょう。
注記: 「教えていますか」の本の注記に挙げられている用語や概念は,本文で扱われた順に出てきます。研究の時に注記を討議するかどうかは司会者が判断できるでしょう。