•   ほかの人ひとが乱らん暴ぼうな言こと葉ば遣づかいをすると，どう感かんじますか

  •  全ぜん然ぜん気きにならない ― そういう話はなし方かたは普ふ通つうだと思おもう

  •  少すこし気きになる ― でも仕し方かたないと思おもう

  •  不ふ快かいに感かんじる ― 聞きいていられない

•   自じ分ぶんでは乱らん暴ぼうな言こと葉ば遣づかいをどのくらいしますか

  •  まったくしない

  •  時とき々どきする

  •  よくする

•   悪わるい言こと葉ばは，どれほど重じゅう要ような問もん題だいだと思おもいますか

  •  ささいなことだ

  •  重じゅう大だいな問もん題だいだ

 乱らん暴ぼうな言こと葉ば遣づかいは重じゅう大だいな問もん題だいだと思おもいますか。「それほどでもない。世よの中なかにはもっと大おおきな問もん題だいがいろいろある。それに，みんなそういう言こと葉ば遣づかいをしている」と思おもうかもしれません。本ほん当とうにそうでしょうか。

 実じつは，悪わるい言こと葉ばを使つかわないようにしている人ひとは大おお勢ぜいいます。そして，その人ひとたちは意い外がいな事じ実じつを知しっています。例たとえば……

•  言こと葉ばだけの問もん題だいではない。話はなす言こと葉ばは人ひとの内うちにあるものを明あきらかにします。悪わるい言こと葉ば遣づかいは，他たの人ひとの気き持もちに無む頓とん着ちゃくになっている兆ちょう候こうかもしれません。あなたはそんな人ひとに本ほん当とうになりたいですか。

   聖せい書しょの言こと葉ば: 「口くちから出でるものは心こころから出でて来くる」。―マタイ 15:18。

•  乱らん暴ぼうな言こと葉ば遣づかいをすると人ひとからの評ひょう価かが下さがる。「悪あく態たいをコントロール」（英えい語ご）という本ほんにはこうあります。「話はなし方かたは以い下かのようなものを左さ右ゆうする。すなわち，だれが友ともとなるか，家か族ぞくや同どう僚りょうからどれほどの敬けい意いを得えるか，人にん間げん関かん係けいはどうなるか，人ひとにどれほど感かん化かを与あたえるか，仕し事ごとや昇しょう進しんの機き会かいを得えるかどうか，見み知しらぬ人ひとからどんな対たい応おうを受うけるか，を決きめるのである」。さらにその本ほんは，このようにも述のべています。「悪あく態たいをつかなければ人にん間げん関かん係けいはもっと良よくなるのではないか，と考かんがえてみよう」。

   聖せい書しょの言こと葉ば: 「ののしりのことばを……除のぞき去さりなさい」。―エフェソス 4:31。

•  乱らん暴ぼうな話はなし方かたは思おもっているほどかっこよくはない。アレックス･パッカー博はく士しは，著ちょ書しょ「ひどい！」（英えい語ご）の中なかで，「いつも悪あく態たいをついている人ひとの話はなしは，聞きいていて疲つかれる」と書かいています。また，汚きたない言こと葉ばばかり使つかっていると，「奥おくの深ふかい，しゃれた，知ち的てきな，思おもいやりのある表ひょう現げんができなくなる。話はなし方かたがだらしなく，あいまいで，想そう像ぞう力りょくに乏とぼしいと，頭あたまの中なかまでがそうなってしまう」とも述のべています。

   聖せい書しょの言こと葉ば: 「腐くさったことばをあなた方がたの口くちから出ださないようにしなさい」。―エフェソス 4:29。

•  目もく標ひょうを定さだめる。1か月げつか，それより短みじかい期き間かん，悪わるい言こと葉ばを使つかわずに過すごす努ど力りょくをしてみましょう。そして，表ひょうかカレンダーに記き録ろくをつけます。決けつ意いを貫つらぬくためには，さらにステップを踏ふむ必ひつ要ようがあるかもしれません。例たとえば……

•  悪わるい言こと葉ばで頭あたまの中なかがいっぱいになるような娯ご楽らくを避さける。聖せい書しょは，「悪わるい交まじわりは有ゆう益えきな習しゅう慣かんを損そこなう」と述のべています。（コリント第だい一いち 15:33）「交まじわり」には人ひとだけでなく娯ご楽らくも含ふくまれます。映えい画がを見みたり，ゲームをしたり，音おん楽がくを聞きくのも，「交まじわり」になるのです。17歳さいのケネスはこう言いいます。「好すきな曲きょくでリズムもいいと，乱らん暴ぼうな言こと葉ばが出でてきても，つい気きにせず歌うたってしまいます」。

•  大人おとなとして振ふる舞まえることを示しめす。汚きたない言こと葉ばを使つかうと大人おとなっぽい印いん象しょうを与あたえられる，と考かんがえる人ひとがいます。でも実じっ際さいはその逆ぎゃくです。本ほん当とうの大人おとなは「自じ分ぶんの知ち覚かく力りょくを訓くん練れんし，正ただしいことも悪わるいことも見み分わけられる」と聖せい書しょは述のべています。（ヘブライ 5:14）人ひとに一いち目もく置おかれようとして，自じ分ぶんの基き準じゅんを下さげることはありません。

 悪わるい言こと葉ばは，それを使つかう人ひとの頭あたまの中なかを（そして周しゅう囲いを）下げ品ひんな考かんがえで汚お染せんするだけです。この世よには，すでにそうしたものがあふれています。前ぜん述じゅつの「悪あく態たいをコントロール」という本ほんは，「汚お染せんをひどくしないように」とアドバイスし，こう続つづけています。「言こと葉ばの環かん境きょうを浄じょう化かする役やく割わりを果はた[そう]。そうすれば，自じ分ぶんに自じ信しんが持もてるだけでなく，他たの人ひとからの評ひょう価かも上あがる」。