悪あく魔まは目めに見みえない存そん在ざいで，肉にく体たいを持もってはいません。（エフェソス 6:11，12）

 悪あく魔まというと，ヤギのような姿すがたをしていて，角つのとしっぽがあり，手てには大おおきなフォークがある，というイメージを持もつ人ひとがいます。このような悪あく魔まの姿すがたを最さい初しょに描えがいたのは，伝でん承しょうや神しん話わの影えい響きょうを受うけた中ちゅう世せいの画が家かであると言いわれています。

•  聖せい書しょは悪あく魔まについてどのように描びょう写しゃしていますか

•  悪あく魔まについて聖せい書しょが教おしえていること

 聖せい書しょは悪あく魔まをいろいろなものに例たとえています。そこから分わかるのは，悪あく魔まの外がい見けんではなく性せい格かくです。悪あく魔まはこのようなものに例たとえられています。

•   光ひかりの使つかい 悪あく魔まは人ひと々びとをだますために魅み力りょく的てきなものを提てい供きょうして，神かみではなく自じ分ぶんに従したがわせようとしています。（コリント第だい二に 11:14）

•   ほえるライオン 神かみに従したがう人ひとたちを激はげしく攻こう撃げきします。（ペテロ第だい一いち 5:8）

•   大おおきな竜たつ 恐おそろしくて力ちからが強つよく，世せ界かい中じゅうの人ひと々びとを苦くるしめています。（啓けい示じ 12:9）