イザヤ​書 17:1-14

  • ダマスカスに対する宣告1-11

  • 国々はエホバに叱責される12-14

17  ダマスカスに対する宣告+ 「見なさい! ダマスカスは町ではなくなり,がれきの山となる+   アロエル+の町々は捨てられる。そこでは家畜の群れが横たわり,誰にも脅かされない。   防備された町々がエフライムから+王国がダマスカスから消えうせる+シリアの残っている人たちの栄光は,イスラエル人の栄光のように失われる」と,大軍を率いるエホバは宣言する。   「その日,ヤコブの栄光は損なわれ,健やかな体*は痩せ細る。   収穫する人が畑の穀物を集め,穂を収穫する時のようになる。人がレファイムの谷*+落ち穂を拾う時のようになる。   オリーブの木がたたかれる時のように,わずかな実*しか残らない。熟したオリーブが一番上の枝に2つか3つしかなく,実がなる枝に4つか5つしかない+」と,イスラエルの神エホバは宣言する。  その日,人は自分を造った方を見上げ,イスラエルの聖なる方を見つめる。  自分の手で作った+祭壇を見ることはなく+,自分の指で作った聖木*や香台も見つめない。   その日,堅固な町々は,森林地帯の見捨てられた場所のようになる+イスラエル人の前に捨てられた枝のようになり,荒れ地になる。 10  救ってくださる神をあなたが忘れたからである+あなたは,要塞である方,岩のような方+を思い出さなかった。そのため,美しい*栽培地を設け,そこによそ者*の芽を植える* 11  その日に栽培地を念入りに柵で囲い,朝に種を芽生えさせるが,病気と癒えない痛みの日に収穫は消えうせる+ 12  聞け! 多くの民が騒ぎ立てている!まるで荒れ狂う海のように。国々が大声でわめいている!その音は大波のとどろきのようだ。 13  国々は多くの波のとどろきのような音を立てる。神に叱責されると,人々は追われて遠くに逃げる。山々の上で風に払われるもみ殻のように。暴風に巻かれるアザミ*のように。 14  夕方に恐怖が生じる。朝になる前に彼らはいなくなる。私たちから奪い取る者たちはこういう目に遭い,略奪する者たちはこういう結果になる。

脚注

直訳,「肉の脂肪」。
または,「谷あいの平原」。
または,「採り残し」。
用語集参照。
または,「好ましい」。
または,「外国の神」。
または,「若枝を挿す」。
または,「枯れ草の固まり」。