ゼカリヤ​書 10:1-12

  • 偽りの神にではなくエホバに雨を願い求める1,2

  • エホバは民を一つにする3-12

    • ユダの民から出る中心人物3,4

10  「春の雨の時期,エホバに雨を願い求めよ。エホバは雷雲を作る方,雨を降らせ+,みんなのために野原の草を与える方。   テラフィム像*は欺き*を語る。占い師は偽りの幻を見る。無価値な夢について語り,空虚な慰めを与えようとする。だから民は羊のようにさまよう。羊飼いがいないので苦しむ。   私は牧者たちに怒りを燃やす。圧制的な指導者*たちに責任を問う。大軍を率いるエホバは,自分の羊たち,ユダの民に目を向けた+彼らを戦闘用の立派な馬のようにした。   彼らから中心人物*が,要となる統治者*が,戦いの弓が出る。全ての監督が皆,共に出てくる。   彼らは戦士のようになり,戦場で路上の泥を踏みつける。彼らは戦う。エホバが共にいるからだ+敵の騎手たちは屈辱を味わうことになる+   私はユダの民を強くし,ヨセフの子孫を救う+彼らを連れ戻して,憐れみを示す+彼らは,私に捨てられたことがないかのようになる+私は彼らの神エホバであり,彼らに答える。   エフライムの人たちは強い戦士のようになり,ぶどう酒を飲んだかのように喜ぶ+子供たちもそれを見て喜ぶ。エホバのことで歓喜する+   『私は口笛を吹いて民を集める。私は彼らを救い出す*+彼らは多くなり,増え続ける。   私は彼らを種のように国々に散らすが,彼らは遠くの場所で私を思い出す。子供たちと共に力を取り戻し,帰ってくる。 10  私は彼らをエジプトから連れ戻し,アッシリアから集める+ギレアデ+とレバノンに連れていく。もっと土地が要るようになる+ 11  私は海を圧迫して通り抜ける。海の波を打ち払う+ナイル川の水は全て干上がる。アッシリアの誇りは傷つけられ,エジプトの王笏も失われる+ 12  私エホバは彼らを強くする+彼らは私の名によって歩む+』と,エホバは宣言する」。

脚注

または,「家の神」,「偶像」。
または,「怪異なこと」,「神秘的なこと」。
直訳,「雄ヤギ」。
直訳,「隅の塔」。長,重要人物の比喩表現。
直訳,「杭」。統治者,要となる人の比喩表現。
直訳,「買い戻す」。