列王記​第​一 4:1-34

  • ソロモンの統治体制1-19

  • ソロモンの統治下での繁栄20-28

    • ブドウやイチジクの木の下での安らかな暮らし25

  • ソロモンの知恵と格言29-34

4  ソロモン王はイスラエル全体を治めた+  以下は王に仕える高官たちである。ザドク+の子アザリヤは祭司。  シシャの子たちであるエリホレフとアヒヤは秘書官+。アヒルドの子エホシャファト+は記録官。  エホヤダの子ベナヤ+は軍隊の長。ザドクとアビヤタル+は祭司。  ナタン+の子アザリヤは代官たちをまとめ,ナタンの子ザブドは祭司であり王の友人*だった+  アヒシャルは家の人たちをまとめ,アブダの子アドニラム+は強制労働に徴用された人たち+をまとめた。  ソロモンはイスラエル全体に12人の代官を置き,王とその家の人たちに食料を供給させた。各代官には,年に1カ月分の食料を供給する責務があった+  代官は以下の通りである。エフライムの山地にフルの子。  マカツ,シャアルビム+,ベト・シェメシュ,エロン・ベト・ハナンにデケルの子。 10  アルボトにヘセドの子。(彼にはソコとヘフェルの全域が任された。) 11  ドルの高地全域にアビナダブの子。(ソロモンの娘タファトが彼の妻となった。) 12  タアナク,メギド+,エズレルの下のツァレタンのそばにあるベト・シェアン+の全域,ベト・シェアンからアベル・メホラそしてヨクメアム+地方までの一帯に,アヒルドの子バアナ。 13  ラモト・ギレアデ+にゲベルの子。(彼にはギレアデ+にある,マナセの子ヤイル+の天幕村が任された。また,バシャン+にあるアルゴブ+地方の,城壁と銅のかんぬきを備えた60の大きな町も任せられた。) 14  マハナイム+にイドの子アヒナダブ。 15  ナフタリにアヒマアツ。(彼はソロモンの別の娘バセマトを妻とした。) 16  アシェルとベアロトにフシャイの子バアナ。 17  イッサカルにパルアハの子エホシャファト。 18  ベニヤミン+にエラの子シムイ+ 19  ギレアデ+地方,つまりアモリ人の王シホン+とバシャンの王オグ+の土地に,ウリの子ゲベル。また,全土のこれらの代官全てをまとめる代官が1人いた。 20  ユダとイスラエルの人たちは海辺の砂のように多く+,食べて飲み,幸せな日々を送っていた+ 21  ソロモンは,川*から+フィリスティア人の土地そしてエジプトの国境までの王国全てを治めた。ソロモンの生涯中ずっと,それらの王国は貢ぎ物を納め,ソロモンに仕えた+ 22  ソロモンの宮殿の1日分の食料は,上等の麦粉6600リットル,麦粉1万3200リットル, 23  肥えた牛10頭,放牧した牛20頭,羊100匹で,そのほかに雄鹿,ガゼル,雄ノロジカと,肥えたカッコウがあった。 24  ソロモンは,川+のこちら側*の,ティフサハからガザ+までの全てのものを統治下に置いた。川のこちら側の王たち皆も統治下にあり,全域が平和だった+ 25  ソロモンの時代中ずっと,ユダとイスラエルの人たちは誰もが,ダンからベエル・シェバまで,自分のブドウの木やイチジクの木の下で安らかに暮らした。 26  ソロモンは,兵車用の馬の小屋4000*棟と1万2000頭の馬*を持っていた+ 27  代官たちは,ソロモン王と王の食卓で食べる人たちのために食料を供給した。各代官は自分の当番の月に責務を果たし,何も不足がないようにした+ 28  また,各自自分の担当に従って,馬や軍馬のための大麦とわらをどこであれ必要な場所に持っていった。 29  神はソロモンに非常に豊かな知恵と識別力と,海辺の砂浜のような広い心*を与えた+ 30  ソロモンの知恵は,東方の人たち全ての知恵よりも,またエジプトの全ての知恵+よりも優れていた。 31  彼はほかのどんな人よりも賢かった。エズラハ人エタン+,マホルの子たちであるヘマン+やカルコル+やダルダよりも賢かった。ソロモンの名声は周囲の全ての国に広まった+ 32  ソロモンは3000の格言+を作り*,歌+は1005に上った。 33  レバノンの杉から,城壁に生えるヒソプ+に至るまで,植物について語るのだった。動物+,鳥*+,地面を動くもの*+,魚についても語るのだった。 34  ソロモンの知恵を聞きに,あらゆる国の人たちがやって来た。彼の知恵について聞いた王たちが世界中から来た+

脚注

または,「信頼できる友人」。
ユーフラテス川のこと。
ユーフラテス川の西のこと。
一部の写本と代二 9:25による。他の写本は4万としている。
または,「1万2000人の騎手」。
または,「理解力のある心」。
または,「語り」。
または,「飛ぶ生き物」。
爬虫類や虫を含むかもしれない。