歴代誌​第​二 3:1-17

  • ソロモンは神殿建設を開始する1-7

  • 至聖所8-14

  • 2本の銅の柱15-17

3  ソロモンは,エルサレムのモリヤ+山にエホバの家を建て始めた+。そこは,以前エホバが父ダビデに現れた場所だった+。ダビデが用意した場所で,かつてはエブス人オルナン+の脱穀場だった所である。  ソロモンは,王になってから4年目の第2の月の2日に建て始めた。  ソロモンが真の神の家を建てるために据えた土台は,以前の尺度*で長さ27メートル,幅9メートルだった+  前面にある玄関の幅は家の幅と同じく9メートルで,高さは9メートル*だった+。内側を純金で覆った。  大部屋*にネズ材を張って,良質の金で覆い+,それからヤシの木の模様+と鎖の装飾を施した+  さらに,家に美しい宝石+をちりばめた。使用した金+はパルワイムの金だった。  家,天井,敷居,壁,扉を金で覆った+。壁にはケルブの絵を彫った+  至聖所+を造った。長さは家の幅と同じ9メートルで,幅も9メートルだった。20トンの良質の金で覆った+  くぎに使った金の重さは570グラムだった。屋上の部屋も金で覆った。 10  至聖所の中にケルブの像を2体造って,金をかぶせた+ 11  2体のケルブの翼+全体の長さは9メートルだった。1体目のケルブは,一方の翼が長さ2.25メートルで,家の壁に触れていた。もう一方の翼も長さ2.25メートルで,2体目のケルブの一方の翼に触れていた。 12  2体目のケルブは,一方の翼が長さ2.25メートルで,家の反対側の壁に触れていた。もう一方の翼も長さ2.25メートルで,1体目のケルブの一方の翼に触れていた。 13  2体のケルブの翼は広げられ,9メートルあった。2体とも真っすぐに立ち,顔は内側を*向いていた。 14  青糸,紫の羊毛,紅の糸,上等の織物で幕+を作り,そこにケルブの絵を刺しゅうした+ 15  家の前に柱+を2本造った。長さは15.6メートルで,柱のてっぺんにある柱頭は2.2メートルだった+ 16  そして,首飾りのような鎖を作って柱のてっぺんに付け,ザクロを100個作って鎖に付けた。 17  柱を神殿の前に立てた。1本を右*に,1本を左*に立てた。右側をヤキン*,左側をボアズ*と名付けた。

脚注

イスラエルで使われていたキュビトという単位の長さは,時代によって異なっていたと思われる。付録B14参照。
直訳,「20キュビト」。一部の古代写本は「120」としているが,他の写本や一部の翻訳は「20キュビト」としている。
直訳,「大きな家」。恐らく聖所のこと。
聖所の方を,ということ。
または,「南」。
または,「北」。
意味,「[エホバが]しっかり据えてくださいますように」。
意味はもしかすると,「強さによって」。