神​から​いただい​た​もの​を​神​に​ささげる​の​は​なぜ​です​か

神​から​いただい​た​もの​を​神​に​ささげる​の​は​なぜ​です​か

「私たち​の​神​よ,私たち​は​あなた​に​感謝​し,あなた​の​麗しい​み名​を​賛美​し​て​おり​ます」。代​一 29:13

歌: 1,58

1,2. エホバ​は​ご自分​の​持つ​もの​を​どの​よう​に​惜しみなく​用い​て​おら​れ​ます​か。

エホバ​は​寛大​な​神​です。わたしたち​が​持つ​すべて​の​もの​は​神​から​いただい​た​もの​です。エホバ​は​金​や​銀​を​含め​地球​の​天然​資源​を​すべて​所有​し​て​おら​れ,地球​上​の​生命​を​維持​する​ため​に​用い​て​おら​れ​ます。(詩 104:13‐15。ハガ 2:8)聖書​に​は,エホバ​が​ご自分​の​持つ​もの​を​用い​て​奇跡​的​に​人々​を​養っ​た​と​いう​記録​が​たくさん​あり​ます。

2 エホバ​は​40​年​間,荒野​を​旅し​た​イスラエル​人​に​マナ​と​水​を​お与え​に​なり​まし​た。(出 16:35)その​ため「彼ら​は​何​も​不足​し​ませ​ん​でし​た」。(ネヘ 9:20,21)エホバ​は​預言​者​エリシャ​を​用い​て,忠実​な​やもめ​の​わずか​な​油​を​増やす​と​いう​奇跡​を​行なわ​れ​まし​た。それ​で​やもめ​は​負債​を​返済​し,自分​と​息子​たち​が​生活​し​て​いく​の​に​十分​な​お金​を​得る​こと​が​でき​まし​た。(王​二 4:1‐7)イエス​は​エホバ​から​の​力​に​よっ​て,人々​に​奇跡​的​に​食べ物​を​与え​まし​た。必要​な​時​に​は​お金​を​与える​こと​さえ​し​まし​た。(マタ 15:35‐38; 17:27

3. この​記事​で​は​どんな​点​を​取り上げ​ます​か。

3 エホバ​は​地球​上​の​生命​を​維持​する​ため,どんな​もの​で​も​自由​に​お用い​に​なる​こと​が​でき​ます。しかし,ご自分​の​僕​たち​に,お金​や​物​を​用い​て​組織​の​活動​を​支持​する​よう​勧め​て​おら​れ​ます。(出 36:3‐7。箴言 3:9を​読む。)エホバ​は,わたしたち​が​自分​の​貴重​な​もの​を​神​に​ささげる​こと​を​願っ​て​おら​れ​ます。それ​は​なぜ​でしょ​う​か。昔​の​忠実​な​人​たち​は,エホバ​の​民​の​活動​を​金銭​面​で​どの​よう​に​支持​し​まし​た​か。今日,神​の​組織​は​どの​よう​に​寄付​を​活用​し​て​いる​でしょ​う​か。この​記事​で​は​そう​し​た​点​を​取り上げ​ます。

なぜ​エホバ​に​ささげる​の​か

4. 自分​の​貴重​な​もの​を​エホバ​に​ささげる​なら,どんな​気持ち​を​表わす​こと​が​でき​ます​か。

4 わたしたち​が​自分​の​貴重​な​もの​を​エホバ​に​ささげる​の​は,エホバ​を​愛し,エホバ​に​感謝​し​て​いる​から​です。エホバ​が​わたしたち​の​ため​に​し​て​くださっ​た​すべて​の​こと​に​つい​て​考える​と,感謝​の​気持ち​で​いっぱい​に​なり​ます。ダビデ​王​は​神殿​の​建設​計画​に​つい​て​述べ​た​際,自分​たち​が​すべて​の​もの​を​エホバ​から​いただい​た​こと,また​エホバ​に​何​か​を​ささげる​と​し​て​も,それ​は​神​から​いただい​た​もの​で​ある​こと​を​認め​まし​た。歴代​第​一 29:11‐14を​読む。)

5. 無私​の​気持ち​で​与える​こと​が​真​の​崇拝​の​重要​な​部分​で​ある​と​言える​の​は​なぜ​です​か。

5 与える​こと​は​エホバ​へ​の​崇拝​の​一部​です。使徒​ヨハネ​は​幻​の​中​で,天​で​エホバ​に​仕える​者​たち​が​こう​言う​の​を​聞き​まし​た。「エホバ,わたしたち​の​神​よ,あなた​は​栄光​と​誉れ​と​力​を​受ける​に​ふさわしい​方​です。あなた​は​すべて​の​もの​を​創造​し,あなた​の​ご意志​に​よっ​て​すべて​の​もの​は​存在​し,創造​さ​れ​た​から​です」。(啓 4:11)エホバ​は​確か​に​すべて​の​栄光​と​誉れ​を​受ける​べき​方​です。あなた​も​自分​の​持つ​最良​の​もの​を​神​に​ささげ​たい​と​思う​の​で​は​あり​ませ​ん​か。エホバ​は​モーセ​を​通し,イスラエル​国民​に​年​に​3​度,祭り​を​行なう​よう​命じ​まし​た。その​際,イスラエル​人​は「むなし手​で​エホバ​の​前​に​出​て」は​なら​ず,供え物​を​ささげ​なけれ​ば​なり​ませ​ん​でし​た。与える​こと​は​崇拝​の​一部​だっ​た​の​です。(申 16:16)今日​で​も,無私​の​気持ち​で​与える​こと​は​崇拝​の​重要​な​部分​です。エホバ​の​組織​の​地上​の​部分​が​行なっ​て​いる​活動​を​支援​する​ため,感謝​の​気持ち​から​与える​こと​が​でき​ます。

6. 与える​こと​が​わたしたち​自身​に​とっ​て​良い​こと​で​ある​の​は​なぜ​です​か。(冒頭​の​写真​を​参照。)

6 受ける​だけ​で​は​なく​惜しみなく​与える​こと​は,わたしたち​自身​に​とっ​て​も​良い​こと​です。箴言 29:21を​読む。)子ども​は​親​から​もらっ​た​お小遣い​で​親​に​プレゼント​を​する​こと​が​あり​ます。親​は​心​から​喜び​ます。親元​で​開拓​奉仕​を​し​て​いる​子ども​は,家賃​や​食費​を​幾らか​負担​する​こと​が​でき​ます。親​は​その​よう​な​こと​を​期待​し​て​は​い​ない​か​も​しれ​ませ​ん​が,喜ん​で​受け取る​こと​が​できる​でしょ​う。子ども​は​その​よう​に​し​て,親​へ​の​感謝​を​表わせる​から​です。エホバ​も,わたしたち​が​自分​の​貴重​な​もの​を​与える​こと​が​わたしたち​自身​に​とっ​て​良い​こと​で​ある​の​を​ご存じ​です。

聖書​時代​の​神​の​民​は​どの​よう​に​与え​た​か

7,8. 聖書​時代​の​エホバ​の​民​は,(イ)特別​な​プロジェクト​の​ため​に​寄付​を​する​点​で,(ロ)神​の​民​の​活動​を​指導​し​て​いる​人​たち​を​支える​点​で,どんな​手本​を​示し​まし​た​か。

7 聖書​に​は,自分​の​持つ​もの​を​進ん​で​与え​た​人​たち​の​例​が​記さ​れ​て​い​ます。エホバ​の​民​が​特別​な​プロジェクト​の​ため​に​寄付​を​し​た​こと​も​あり​ます。例えば,モーセ​は​幕屋​の​造営​の​ため​に,また​ダビデ​王​は​神殿​建設​の​ため​に​寄進​を​呼びかけ​まし​た。(出 35:5。代​一 29:5‐9)エホアシュ​王​の​時代,祭司​たち​は​人々​から​集め​た​お金​を​用い​て​エホバ​の​家​を​修理​し​まし​た。(王​二 12:4,5)西暦​1​世紀,兄弟​たち​は​飢きん​が​起き​た​こと​を​知る​と,「各々​が​その​できる​ところ​に​応じ​て,ユダヤ​に​住む​兄弟​たち​に​救援​を​送る​こと​に​決め」まし​た。(使徒 11:27‐30

8 昔​の​忠実​な​人​たち​が,神​の​民​の​活動​を​指導​し​て​いる​人​たち​を​金銭​面​で​支え​た​こと​も​あり​ます。モーセ​の​律法​に​よれ​ば,レビ​人​は​他​の​部族​と​は​異​なり,相続​分​を​与え​られ​ませ​ん​でし​た。でも,他​の​イスラエル​人​たち​から​什一​つまり​10​分​の​1​を​与え​られ,幕屋​で​の​奉仕​に​専念​でき​まし​た。(民 18:21)イエス​や​使徒​たち​も,「自分​の​持ち物​を​もっ​て​彼ら​に​奉仕​を​し​て​い​た」女性​たち​の​助け​を​得​まし​た。(ルカ 8:1‐3

9. どんな​形​の​寄付​が​行なわ​れ​まし​た​か。

9 寄付​の​形​は​様々​でし​た。イスラエル​人​が​幕屋​の​造営​の​ため​に​寄付​し​た​物​の​中​に​は,エジプト​から​持っ​て​き​た​物​が​含ま​れ​て​い​た​こと​でしょ​う。(出 3:21,22; 35:22‐24)1​世紀​に​は,畑​や​家​など​の​所有​物​を​売り,お金​を​使徒​たち​の​ところ​に​持っ​て​き​た​人​たち​も​い​まし​た。使徒​たち​は​その​お金​を​必要​な​人​たち​に​分配​し​まし​た。(使徒 4:34,35)活動​を​支援​する​ため,お金​を​取り分け​て​定期​的​に​寄付​し​て​い​た​人​たち​も​い​ます。(コリ​一 16:2)裕福​な​人​も​貧しい​人​も​寄付​を​し​まし​た。(ルカ 21:1‐4

今日,どの​よう​に​与える​こと​が​できる​か

10,11. (イ)聖書​時代​の​エホバ​の​寛大​な​僕​たち​に​どの​よう​に​倣え​ます​か。(ロ)あなた​は​王国​の​活動​を​支援​する​特権​に​つい​て​どう​感じ​て​い​ます​か。

10 今日​で​も,特定​の​目的​の​ため​に​寄付​を​する​よう​呼びかけ​られる​こと​が​あり​ます。例えば,あなた​の​会衆​が​使用​する​王国​会館​の​建設​や​改装​の​計画​が​ある​か​も​しれ​ませ​ん。地元​の​支部​事務​所​の​改装,地区​大会​の​開催,自然​災害​に​遭っ​た​兄弟​たち​の​援助​の​ため,金銭​的​な​必要​が​ある​こと​を​知らさ​れる​か​も​しれ​ませ​ん。わたしたち​の​寄付​は,世界​本部​や​各地​の​支部​事務​所​の​奉仕​者​たち​を​支える​ため​に​も​用い​られ​ます。宣教​者,特別​開拓​者,巡回​監督​の​活動​を​支援​する​ため​に​も​用い​られ​ます。会衆​で​は,大会​ホール​や​王国​会館​の​世界​的​な​建設​プログラム​を​支援​する​ため​に,決議​に​基づく​寄付​が​行なわ​れ​て​いる​こと​でしょ​う。世界​中​の​兄弟​たち​が​そう​し​た​寄付​の​恩恵​を​受け​て​い​ます。

11 わたしたち​は​皆,エホバ​が​この​終わり​の​日​に​推し進め​て​おら​れる​活動​を​支える​こと​が​でき​ます。ほとんど​の​寄付​は​匿名​で​行なわ​れ​ます。王国​会館​の​寄付​箱​に​入れ​たり​jw.org​からオンライン​で​寄付し​たり​する​こと​が​でき​ます。自分​の​わずか​な​寄付​など​大して​役​に​立た​ない​と​思う​か​も​しれ​ませ​ん。でも​今日,寄付​の​ほとんど​を​占め​て​いる​の​は,少数​の​人​たち​の​多額​の​寄付​で​は​なく,大勢​の​人​たち​の​少額​の​寄付​です。資力​が​限ら​れ​て​いる​兄弟​たち​は,「非常​な​貧しさ」の​中​で​生活​し​て​い​た​マケドニア​の​人​たち​に​倣っ​て​い​ます。マケドニア​の​人​たち​は​与える​特権​を​懇願​し,惜しみなく​与え​まし​た。(コリ​二 8:1‐4

12. エホバ​の​組織​は​寄付​を​最善​の​仕方​で​用いる​ため,どの​よう​に​努力​し​て​い​ます​か。

12 統治​体​は​神​に​祈り​つつ,組織​の​基金​を​忠実​に​思慮深く​使う​よう​努めて​い​ます。(マタ 24:45)寄付​の​用い方​に​つい​て​予算​を​組み,それ​に​沿っ​て​寄付​を​用い​ます。(ルカ 14:28)聖書​時代,寄付​を​管理​する​人​は​寄付​が​本来​の​目的​の​ため​だけ​に​用い​られる​よう,十分​な​注意​を​払い​まし​た。例えば​エズラ​は,ペルシャ​の​王​から​寄付​さ​れ​た​物​を​携え​て​エルサレム​に​戻り​まし​た。金​や​銀​や​他​の​物資​など,今日​の​1億​㌦(約​110億​円)を​はるか​に​上回る​寄付​でし​た。エズラ​は,そう​し​た​寄付​が​エホバ​へ​の​自発​的​な​捧げ物​で​ある​と​考え​まし​た。敵​が​潜む​危険​な​地域​を​通っ​て​エルサレム​へ​行く​必要​が​あっ​た​の​で,寄付​を​安全​に​運ぶ​ため​の​取り決め​を​設け​まし​た。(エズ 8:24‐34)使徒​パウロ​は​ユダヤ​の​兄弟​たち​の​ため​に​救援​基金​を​集め​まし​た。そして,基金​を​運ぶ​人​たち​が「エホバ​の​み前​だけ​で​なく,人​の​前​で​も​正直」に​すべて​の​こと​を​扱う​よう​見届け​まし​た。コリント​第​二 8:18‐21を​読む。)今日,わたしたち​の​組織​は​エズラ​や​パウロ​の​手本​に​倣い,寄付​を​明確​な​手順​に​従っ​て​扱い,注意深く​用い​ます。

13. 最近​の​組織​の​簡素​化​を​どう​見る​べき​です​か。

13 家族​は,収入​と​支出​の​バランス​を​保てる​よう​必要​な​調整​を​図る​こと​が​あり​ます。エホバ​に​いっそう​奉仕​できる​よう,生活​を​簡素​に​し​て​出費​を​減らす​方法​を​考える​か​も​しれ​ませ​ん。エホバ​の​組織​も​同じ​です。最近,わくわく​する​よう​な​新しい​プロジェクト​が​幾つ​も​行なわ​れ​て​き​まし​た。その​ため,支出​額​が​寄付​額​を​上回っ​た​時期​も​あり​ます。それ​で​組織​は,兄弟​姉妹​の​寛大​な​寄付​を​用い​て​最大限​の​こと​を​行なう​ため,出費​を​減らし​て​活動​を​簡素​に​する​よう​努めて​い​ます。

寄付​は​どの​よう​に​活用​さ​れ​て​いる​か

あなた​の​寄付​は​世界​的​な​活動​の​ため​に​用い​られ​て​いる。(14‐16​節​を​参照。)

14‐16. (イ)兄弟​姉妹​の​寄付​に​よっ​て,どんな​こと​が​成し遂げ​られ​て​き​まし​た​か。(ロ)あなた​は​どんな​こと​に​感謝​し​て​い​ます​か。

14 エホバ​に​長年​仕え​て​き​た​多く​の​人​たち​は,組織​から​かつて​ない​ほど​沢山​の​素晴らしい​もの​を​与え​られ​て​いる,と​述べ​て​い​ます。考え​て​み​て​ください。何​年​か​前​に​jw.org​や​JW Broadcasting​が​始まり​まし​た。「新​世界​訳​聖書」の​出版​言語​数​も​増え​て​い​ます。2014​年​から​2015​年​に​かけ​て,「神​の​王国​を​いつも​第​一​に​求め​なさい!」と​いう​3​日​間​の​国際​大会​が​世界​の​14​都市​で​行なわ​れ​まし​た。大きな​スタジアム​が​幾つ​も​用い​られ​まし​た。出席​者​たち​は​皆,深い​感動​を​覚え​まし​た。

15 エホバ​の​組織​から​与え​られる​もの​に​対し​て,多く​の​兄弟​姉妹​が​感謝​を​述べ​て​い​ます。例えば,アジア​の​ある​国​で​奉仕​し​て​いる​夫婦​はJW Broadcastingに​つい​て​こう​書い​て​い​ます。「わたしたち​は​小さな​都市​で​奉仕​し​て​い​ます。それ​で​時折,孤立​し​て​いる​よう​に​感じ​て,エホバ​の​組織​の​活動​の​大きさ​を​忘れ​て​し​まい​そう​に​なり​ます。でも,JW Broadcasting​の​プログラム​を​見る​と,自分​たち​も​世界​的​な​兄弟​関係​の​一部​だ​と​いう​こと​を​思い出し​ます。地元​の​兄弟​姉妹​も​JW Broadcasting​が​大好き​です。マンスリープログラム​を​見る​と​統治​体​の​兄弟​たち​を​身近​に​感じる,と​言っ​て​い​ます。神​の​組織​の​一員​で​ある​こと​を,これ​まで​以上​に​誇り​に​思っ​て​おら​れ​ます」。

16 現在,世界​で​は​2500​近く​の​王国​会館​が​建設​中​あるいは​大​規模​な​改装​中​です。新しい​王国​会館​を​使い​始め​た​ホンジュラス​の​ある​会衆​の​兄弟​姉妹​は,こう​書い​て​い​ます。「エホバ​の​宇宙​的​な​家族​の​一部​で​ある​こと​や,世界​的​な​兄弟​関係​を​楽しめる​こと​を​本当​に​うれしく​思っ​て​い​ます。エホバ​と​兄弟​たち​の​おかげ​で,王国​会館​を​持つ​と​いう​夢​が​実現​し​まし​た」。自分​の​言語​に​翻訳​さ​れ​た​聖書​や​出版​物​を​受け取っ​た​人​たち,自然​災害​の​救援​を​受け​た​人​たち,大​都市​で​の​証言​や​公​の​証言​の​素晴らしい​成果​を​見​た​人​たち​も,心​から​の​感謝​を​述べ​て​い​ます。

17. 今日,組織​が​エホバ​の​助け​を​受け​て​いる​と​言える​の​は​なぜ​です​か。

17 一般​の​人​たち​は,この​よう​な​活動​すべて​が​自発​的​な​寄付​だけ​で​行なわ​れ​て​いる​こと​を​信じ​難く​思う​よう​です。ある​大​企業​の​重役​は,エホバ​の​証人​の​印刷​施設​を​見学​し​て​驚き​まし​た。そこ​で​の​仕事​が​すべて​ボランティア​に​よっ​て​行なわ​れ,自発​的​な​寄付​に​よっ​て​費用​が​賄わ​れ,収益​事業​や​募金​活動​は​一切​行なわ​れ​て​い​ない​と​聞い​た​から​です。「そんな​こと​は​不可能​だ」と​も​言い​まし​た。わたしたち​も​そう​思い​ます。エホバ​の​助け​が​なけれ​ば​とても​不可能​です。(ヨブ 42:2

エホバ​に​貴重​な​もの​を​ささげる​こと​の​祝福

18. (イ)王国​の​ため​に​与える​なら,どんな​祝福​を​受け​ます​か。(ロ)子ども​や​新しい​人​に,王国​の​活動​を​支援​する​こと​の​大切​さ​を​どの​よう​に​教える​こと​が​でき​ます​か。

18 エホバ​は​わたしたち​の​尊厳​を​重んじ,今日​行なわ​れ​て​いる​世界​的​な​王国​の​活動​を​支持​する​機会​を​与え​て​くださっ​て​い​ます。王国​の​ため​に​与える​人​は​必ず​祝福​さ​れる,と​保証​し​て​おら​れ​ます。(マラ 3:10)寛大​に​与える​者​は​豊か​な​報い​を​受ける,と​も​約束​し​て​おら​れ​ます。箴言 11:24,25を​読む。)与える​なら​幸せ​に​なれ​ます。「受ける​より​与える​ほう​が​幸福」だから​です。(使徒 20:35)わたしたち​は​言葉​と​手本​に​よっ​て,子ども​や​新しい​人​に​王国​の​活動​を​支援​する​こと​の​大切​さ​と​祝福​を​教える​こと​が​でき​ます。

19. あなた​は​この​記事​から​どんな​励まし​を​得​まし​た​か。

19 わたしたち​が​持つ​すべて​の​もの​は​エホバ​から​いただい​た​もの​です。エホバ​に​自分​の​貴重​な​もの​を​ささげる​なら,エホバ​へ​の​愛​と​感謝​を​表わせ​ます。(代​一 29:17)神殿​建設​の​ため​に​寄付​を​し​た​人々​に​つい​て,聖書​は​こう​述べ​て​い​ます。「民​は​自発​的​な​捧げ物​を​し​た​こと​を​歓ぶ​よう​に​なっ​た。彼ら​は​エホバ​に​全き​心​を​もっ​て​自発​的​な​捧げ物​を​し​た​から​で​ある」。(代​一 29:9)わたしたち​も,エホバ​から​いただい​た​もの​を​エホバ​に​ささげる​こと​に​より,大きな​喜び​と​満足​感​を​味わう​こと​が​でき​ます。