エホバの主権を支持しましょう!

エホバの主権を支持しましょう!

「エホバ,わたしたち​の​神​よ,あなた​は​栄光​と​誉れ​と​力​を​受ける​に​ふさわしい​方​です。あなた​は​すべて​の​もの​を​創造​し……た​から​です」。―啓 4:11

歌: 112,133

1,2. わたしたち​は​どんな​事柄​の​根拠​を​調べる​必要​が​あり​ます​か。(冒頭​の​挿絵​を​参照。)

前​の​記事​で​学ん​だ​よう​に,悪魔​は「エホバ​は​正当​な​主権​者​で​は​ない。人間​は​自分​たち​で​支配​し​た​ほう​が​幸せ​に​なれる」と​主張​し​て​い​ます。サタン​の​主張​は​正しい​の​でしょ​う​か。仮に,人間​が​自分​たち​で​支配​し,永遠​に​生き​られる​と​し​ましょ​う。神​の​支配​を​受ける​より​も​幸せ​に​なれる​でしょ​う​か。あなた​は​神​から​完全​に​独立​し​て​永遠​に​生きる​ほう​が​幸せ​に​なれる​でしょ​う​か。

2 こう​し​た​点​に​つい​て,一人一人​が​じっくり​考え​なけれ​ば​なり​ませ​ん。そうすれば,神​が​正当​な​主権​者​で​ある​こと​が​はっきり​分かる​はず​です。神​の​支配​は​最も​優れ​て​い​ます。わたしたち​は​心​から​神​の​主権​を​支持​す​べき​です。なぜ​そう​言える​でしょ​う​か。聖書​に​は​その​根拠​が​記さ​れ​て​い​ます。まず,エホバ​が​正当​な​主権​者​で​ある​と​言える​理由​を​調べ​て​み​ましょ​う。

エホバ​は​支配​する​権利​を​持っ​て​おら​れる

3. エホバ​だけ​が​正当​な​主権​者​で​ある,と​言える​の​は​なぜ​です​か。

3 エホバ​は​全能​の​神​また​創造​者​な​の​で,宇宙​の​正当​な​主権​者​です。(代​一 29:11。使徒 4:24啓示 4​章​11​節​の​幻​の​中​で,天​で​キリスト​と​共​に​支配​する​14万4000​人​の​者​たち​は​こう​述べ​て​い​ます。「エホバ,わたしたち​の​神​よ,あなた​は​栄光​と​誉れ​と​力​を​受ける​に​ふさわしい​方​です。あなた​は​すべて​の​もの​を​創造​し,あなた​の​ご意志​に​よっ​て​すべて​の​もの​は​存在​し,創造​さ​れ​た​から​です」。エホバ​は​すべて​の​もの​を​創造​さ​れ​た​の​で,天​と​地​の​すべて​の​者​を​支配​する​完全​な​権利​を​お持ち​です。

4. 神​の​主権​に​逆らう​こと​が​自由​意志​の​誤用​と​言える​の​は​なぜ​です​か。

4 サタン​は​何​も​創造​し​て​い​ませ​ん。ですから,宇宙​を​支配​する​権利​など​あり​ませ​ん。サタン​と​最初​の​人間​夫婦​が​エホバ​の​主権​に​反逆​し​た​の​は​ごう慢​な​こと​でし​た。(エレ 10:23)自由​意志​が​あっ​た​の​で,神​から​の​独立​を​選ぶ​こと​は​でき​まし​た。しかし,そう​する​権利​が​あっ​た​わけ​で​は​あり​ませ​ん。人​は​自由​意志​を​与え​られ​て​いる​の​で,毎日​様々​な​こと​を​自分​で​選択​でき​ます。だから​と​いっ​て,創造​者​で​あり​命​の​与え主​で​ある​方​に​逆らう​権利​が​ある​わけ​で​は​あり​ませ​ん。エホバ​に​逆らう​こと​は,明らか​に​自由​意志​の​誤用​です。人間​は​エホバ​の​正しい​支配​に​従う​べき​な​の​です。

5. 神​の​決定​は​正しく​公正​で​ある​と​確信​できる​の​は​なぜ​です​か。

5 エホバ​が​正当​な​主権​者​で​ある​と​言える​別​の​理由​は​何​でしょ​う​か。完全​に​公正​な​仕方​で​権威​を​行使​さ​れる​から​です。神​は​こう​述べ​て​おら​れ​ます。「わたし[は]エホバ​で​あり,愛​ある​親切,公正​そして​義​を​地​に​行なう​者​で​ある……。わたし​は​これら​の​こと​を​喜び​と​する」。(エレ 9:24)エホバ​は,何​が​正しく​公正​か​を,不​完全​な​人間​の​法律​に​基づい​て​お決め​に​なる​こと​は​あり​ませ​ん。ご自身​が​公正​に​関する​完全​な​規準​を​お持ち​です。神​は​その​規準​に​基づい​て,人間​に​律法​を​お与え​に​なり​まし​た。詩編​作者​は「義​と​裁き[または,公正]は[神]の​王座​の​定まっ​た​場所」と​述べ​て​い​ます。ですから,神​の​律法,原則,決定​は​すべて​正しい​と​確信​でき​ます。(詩 89:14; 119:128)サタン​は​エホバ​が​支配​者​と​し​て​失格​だ​と​言っ​て​い​ながら,自分​で​は​世界​を​公正​な​場所​に​する​こと​など​でき​て​い​ませ​ん。

6. エホバ​が​宇宙​を​支配​する​権利​を​持っ​て​おら​れる​と​言える​もう​一つ​の​理由​は​何​です​か。

6 エホバ​が​正当​な​主権​者​で​ある​と​言える​もう​一つ​の​理由​は,エホバ​が​宇宙​を​支配​する​の​に​必要​な​知識​と​知恵​を​お持ち​で​ある,と​いう​こと​です。例えば,神​は​イエス​に,医師​に​も​治せ​ない​病気​を​いやす​力​を​お与え​に​なり​まし​た。(マタ 4:23,24。マル 5:25‐29)エホバ​に​とっ​て​それ​は​奇跡​で​は​あり​ませ​ん​でし​た。人体​の​仕組み​を​熟知​し​て​おら​れる​神​は,どんな​病気​も​治す​こと​が​でき​ます。死者​を​復活​さ​せる​こと​も,自然​災害​を​防ぐ​こと​も​でき​ます。

7. エホバ​は,サタン​の​世​の​だれ​より​も​はるか​に​優れ​た​知恵​を​お持ち​です。なぜ​そう​言え​ます​か。

7 サタン​の​世​に​おい​て,人々​は​国内​の​紛争​や​他​の​国々​と​の​対立​を​解決​する​方法​を​模索​し​て​い​ます。しかし,世界​平和​を​もたらす​知恵​を​持っ​て​おら​れる​の​は​エホバ​だけ​です。(イザ 2:3,4; 54:13)エホバ​の​知識​と​知恵​に​つい​て​知る​と,次​の​よう​に​述べ​た​使徒​パウロ​と​同じ​よう​に​感じる​はず​です。「ああ,神​の​富​と​知恵​と​知識​の​深さ​よ。その​裁き​は​何​と​探り​がたく,その​道​は​何​と​たどり​がたい​もの​な​の​でしょ​う」。―ロマ 11:33

エホバ​の​支配​は​最も​優れ​て​いる

8. あなた​は​エホバ​の​支配​の​仕方​に​つい​て​どう​思い​ます​か。

8 聖書​に​は,エホバ​が​支配​する​権利​を​持っ​て​いる​理由​が​記さ​れ​て​いる​だけ​で​は​あり​ませ​ん。エホバ​の​支配​が​最も​優れ​て​いる​理由​も​説明​さ​れ​て​い​ます。1​つ​の​理由​は,神​が​愛​に​基づく​支配​を​行なわ​れる​と​いう​こと​です。エホバ​は「憐れみ​と​慈しみ​に​富み,怒る​こと​に​遅く,愛​ある​親切​と​真実​と​に​満ちる​神」です。(出 34:6)人間​の​尊厳​を​重んじ,親切​に​接し​て​ください​ます。神​は​わたしたち​の​こと​を,わたしたち​以上​に​深く​考え​て​くださっ​て​いる​の​です。忠実​な​崇拝​者​たち​に​良い​もの​を​何​も​差し控え​られ​ませ​ん。悪魔​の​主張​と​は​正​反対​です。エホバ​は​わたしたち​が​永遠​に​生き​られる​よう,ご自分​の​大切​な​子​イエス​を​さえ​与え​て​くださっ​た​の​です。神​の​主権​の​行使​の​仕方​に​つい​て​知る​と,温かい​気持ち​に​なる​の​で​は​あり​ませ​ん​か。―詩編 84:11; ローマ 8:32を​読む。

9. 神​が​わたしたち​一人一人​を​気遣っ​て​おら​れる​こと​を​示す,どんな​例​が​あり​ます​か。

9 エホバ​は​ご自分​の​民​全体​を​気遣っ​て​おら​れる​だけ​で​は​あり​ませ​ん。一人一人​に​も​深い​関心​を​示さ​れ​ます。1​つ​の​例​に​注目​し​ましょ​う。エホバ​は​約​300​年​間,裁き人​たち​を​用い​て​イスラエル​国民​を​導き,圧制​者​たち​から​救出​さ​れ​まし​た。その​動乱​の​時代,個々​の​人​に​も​目​を​向け​られ​まし​た。ルツ​は​その​一​人​です。外国​人​でし​た​が,大きな​犠牲​を​払っ​て​エホバ​の​崇拝​者​に​なり​まし​た。エホバ​は​ルツ​を​祝福​し,ルツ​が​夫​と​出会い,息子​を​持てる​よう​に​され​まし​た。それ​だけ​で​は​あり​ませ​ん。将来​ルツ​を​復活​さ​せ​ます。その​時​ルツ​は,自分​の​息子​の​家系​から​メシア​が​生ま​れ​た​こと​を​知っ​て​驚く​でしょ​う。また,聖書​に​自分​の​名前​の​付い​た​書​が​あり,自分​の​ライフ​・​ストーリー​が​記さ​れ​て​いる​こと​を​知っ​て,感激​する​に​違いあり​ませ​ん。―ルツ 4:13。マタ 1:5,16

10. エホバ​は​どんな​支配​を​行なわ​れ​ます​か。

10 エホバ​の​支配​は,圧政​的​で​厳しい​支配​で​は​あり​ませ​ん。人々​が​自由​と​喜び​を​感じ​られる​支配​です。(コリ​二 3:17)ダビデ​は​こう​述べ​まし​た。「尊厳​と​光輝​は[神]の​み前​に​あり,力​と​喜び​は​その​場所​に​ある」。(代​一 16:7,27)詩編​作者​エタン​も​こう​記し​まし​た。「喜び​の​叫び​を​知る​民​は​幸い​です。エホバ​よ,彼ら​は​あなた​の​み顔​の​光​の​うち​を​歩み​つづけ​ます。彼ら​は​あなた​の​み名​に​よっ​て​一日​じゅう​喜び,あなた​の​義​の​うち​に​高め​られる​の​です」。―詩 89:15,16

11. どう​すれ​ば,エホバ​の​支配​が​最も​優れ​て​いる​と​いう​確信​が​強まり​ます​か。

11 エホバ​の​善良​さ​に​つい​て​熟考​する​と,エホバ​の​支配​が​最も​優れ​て​いる​と​いう​確信​が​強まり​ます。次​の​よう​に​述べ​た​詩編​作者​と​同じ​よう​に​感じる​はず​です。「あなた​の​中庭​に​おける​一日​は,ほか​の​場所​に​おける​千​日​に​も​勝[り​ま]す」。(詩 84:10)愛情​深い​設計​者​また​創造​者​で​ある​エホバ​は,わたしたち​が​幸福​に​なる​ため​に​何​が​必要​か​を​ご存じ​で​あり,その​必要​を​豊か​に​満たし​て​ください​ます。エホバ​が​求め​て​おら​れる​こと​を​行なう​なら,必ず​益​が​得​られ​ます。そう​する​ため​に​幾らか​犠牲​を​払う​と​し​て​も,最終​的​に​は​大きな​喜び​を​味わえ​ます。―イザヤ 48:17を​読む。

12. わたしたち​が​エホバ​の​主権​を​支持​し​たい​と​思う​の​は​なぜ​です​か。

12 聖書​に​よる​と,キリスト​の​千​年​統治​の​後,ある​人々​は​エホバ​の​主権​に​反逆​し​ます。(啓 20:7,8)獄​から​解き放さ​れ​た​悪魔​が​人類​を​惑わそ​う​と​し​て,また​し​て​も​利己​心​に​訴える​の​でしょ​う。エホバ​に​従わ​ず​に​永遠​に​生きる​方法​が​ある,と​信じ込ま​せ​よう​と​する​か​も​しれ​ませ​ん。もちろん,そんな​主張​は​偽り​です。でも​大切​な​の​は​あなた​が​どう​反応​する​か​です。サタン​の​言葉​に​魅力​を​感じる​でしょ​う​か。もし​エホバ​を​愛し​て​いる​なら,また,エホバ​が​善良​な​方​で​宇宙​の​正当​な​主権​者​で​ある​こと​を​確信​し​て​いる​なら,サタン​の​主張​は​不快​極まりない​もの​だ​と​感じる​はず​です。わたしたち​は,愛情​深い​正当​な​主権​者​エホバ​の​支配​の​もと​で​生き​たい​と​心​から​願っ​て​い​ます。それ​以外​の​生き方​など​考え​られ​ませ​ん。

神​の​主権​を​忠節​に​支持​する

13. どの​よう​に​神​の​主権​を​支持​する​こと​が​でき​ます​か。

13 わたしたち​は​エホバ​の​主権​を​心​から​支持​す​べき​です。これ​まで​考え​た​とおり,エホバ​は​支配​する​権利​を​持っ​て​おら​れ,エホバ​の​支配​の​仕方​が​最も​優れ​て​いる​から​です。神​に​忠誠​を​保ち,忠実​に​仕える​なら,神​の​主権​を​支持​し​て​いる​こと​に​なり​ます。ほか​に​も​どんな​方法​で​神​の​主権​を​支持​でき​ます​か。エホバ​の​方法​で​物事​を​行なう​こと​です。エホバ​の​物事​の​扱い方​に​倣う​なら,エホバ​の​支配​の​仕方​を​愛し,支持​し​て​いる​こと​に​なり​ます。―エフェソス 5:1,2を​読む。

14. 長老​や​家族​の​頭​は​どの​よう​に​エホバ​に​倣え​ます​か。

14 聖書​を​読む​と,エホバ​が​愛​ある​仕方​で​権威​を​行使​さ​れる​こと​が​分かり​ます。ですから,エホバ​の​主権​を​愛し​て​いる​長老​や​家族​の​頭​は,自分​に​主権​の​一部​が​ある​か​の​よう​に​他​の​人​に​要求​的​に​なっ​たり​し​ませ​ん。むしろ,エホバ​に​倣い​ます。パウロ​も​神​と​イエス​に​倣い​まし​た。(コリ​一 11:1)パウロ​は​他​の​人​に​無理強い​し​たり,劣等​感​を​抱か​せ​たり​は​し​ませ​ん​でし​た。むしろ,正しい​こと​を​行なう​よう​に​懇願​し​まし​た。(ロマ 12:1。エフェ 4:1)これ​が​エホバ​の​方法​です。エホバ​を​愛し,エホバ​の​支配​の​仕方​を​支持​する​人​は​皆,エホバ​の​物事​の​扱い方​に​倣う​べき​です。

15. エホバ​の​支配​の​仕方​を​愛し​て​いる​こと​を​どの​よう​に​示せ​ます​か。

15 あなた​は,神​が​お定め​に​なっ​た​頭​の​権​を​どう​見​ます​か。頭​の​権​を​与え​られ​て​いる​人​たち​に​敬意​を​払い,協力​する​なら,エホバ​の​主権​を​支持​し​て​いる​こと​に​なり​ます。ある​決定​を​十分​に​理解​でき​ない​場合​や​決定​に​同意​でき​ない​場合​で​も,神権​的​な​秩序​を​重んじ​ましょ​う。これ​は​世​の​やり方​と​は​全く​異なり​ます。でも,エホバ​の​支配​を​受け入れる​人​は​頭​の​権​に​従い​ます。(エフェ 5:22,23; 6:1‐3。ヘブ 13:17)そう​する​こと​は​わたしたち​の​益​に​なり​ます。神​は​わたしたち​に​とっ​て​最善​の​こと​を​願っ​て​おら​れる​から​です。

16. 神​の​主権​を​支持​する​人​は,どの​よう​に​個人​的​な​決定​を​下し​ます​か。

16 個人​的​な​決定​を​下す​時​に​も,神​の​主権​を​支持​し​て​いる​こと​を​示せ​ます。エホバ​は,生活​上​の​様々​な​事柄​に​つい​て​細か​な​命令​を​与え​たり​は​され​ませ​ん。ご自分​の​考え​を​明らか​に​する​こと​に​よっ​て​導い​て​ください​ます。例えば,クリスチャン​の​服装​に​つい​て​細か​な​規則​を​設け​て​おら​れ​ませ​ん。むしろ,クリスチャン​に​ふさわしい,慎み​の​ある​服装​や​身なり​を​し​て​ほしい,と​いう​願い​を​聖書​に​記し​て​おら​れ​ます。(テモ​一 2:9,10)他​の​人​を​つまずか​せ​たり,不快​に​させ​たり​する​服装​を​し​て​ほしく​ない,と​も​願っ​て​おら​れ​ます。(コリ​一 10:31‐33)それで,個人​的​な​決定​を​下す​際,自分​の​好み​だけ​で​決める​の​で​は​なく,エホバ​の​お考え​や​願い​を​よく​考慮​し​て​決める​なら,エホバ​の​支配​の​仕方​を​愛し,支持​し​て​いる​こと​に​なり​ます。

個人​的​な​決定​を​下す​時​も​家族​の​問題​に​直面​し​た​時​も​神​の​主権​を​支持​し​ましょ​う(16‐18​節​を​参照)

17,18. 夫婦​は​どの​よう​に​エホバ​の​主権​を​支持​でき​ます​か。

17 クリスチャン​の​夫婦​が​どの​よう​に​エホバ​の​主権​を​支持​できる​か​を​考え​ましょ​う。結婚​生活​が​思っ​て​い​た​より​大変​だっ​たり,失望​さ​せ​られる​こと​が​あっ​たり​し​たら,どう​し​ます​か。時間​を​取っ​て,エホバ​が​イスラエル​人​に​どの​よう​に​接し​た​か​を​考える​と​よい​でしょ​う。神​は​ご自分​を​イスラエル​国民​の​夫​と​呼ん​で​おら​れ​ます。(イザ 54:5; 62:4)エホバ​に​とっ​て​大変​な“結婚”でし​た。しかし​エホバ​は​すぐ​に​あきらめ​たり​は​され​ませ​ん​でし​た。何​度​も​許し,イスラエル​人​と​の​契約​を​忠節​に​守ら​れ​まし​た。詩編 106:43‐45を​読む。)忠節​な​愛​の​神​エホバ​に​引き寄せ​られる​の​で​は​ない​でしょ​う​か。

18 エホバ​を​愛する​夫婦​は,エホバ​の​物事​の​扱い方​に​倣い​ます。難しい​問題​に​直面​し​て​も,安易​に​結婚​を​終わらせ​よう​と​は​し​ませ​ん。エホバ​が​自分​たち​を​くびき​で​結ば​れ,互い​に「堅く​付[く]」こと​を​願っ​て​おら​れる​こと​を​知っ​て​い​ます。聖書​に​よれ​ば,人​が​離婚​し,再婚​する​自由​を​得​られる​の​は,配偶​者​が​性的​不​道徳​を​犯し​た​場合​だけ​です。(マタ 19:5,6,9)状況​を​改善​する​ため​に​できる​限り​の​こと​を​行なう​なら,エホバ​の​支配​の​仕方​を​支持​し​て​いる​こと​に​なり​ます。

19. 間違い​を​犯し​た​なら,どう​す​べき​です​か。

19 わたしたち​は​不​完全​な​の​で,エホバ​を​がっかり​させ​て​しまう​こと​が​あり​ます。エホバ​は​その​こと​を​ご存じ​で​あり,愛情​深く​も​キリスト​を​贖い​と​し​て​与え​て​ください​まし​た。ですから,間違い​を​犯し​た​なら,エホバ​に​許し​を​求め​ましょ​う。(ヨハ​一 2:1,2)自分​を​責め​続ける​の​で​は​なく,間違い​から​教訓​を​学ぶ​よう​努め​ましょ​う。エホバ​の​もと​に​しっかり​とどまる​なら,エホバ​は​わたしたち​を​許し,立ち直ら​せ​て​ください​ます。将来​同じ​よう​な​問題​に​直面​し​た​時,賢明​に​対処​できる​よう​に​も​助け​て​くださる​でしょ​う。―詩 103:3

20. 今,エホバ​の​主権​を​支持​す​べき​な​の​は​なぜ​です​か。

20 新しい​世​で​は,すべて​の​人​が​エホバ​の​支配​を​受け,エホバ​の​正しい​物事​の​行ない​方​を​学び​ます。(イザ 11:9)と​は​いえ,わたしたち​は​今​も​エホバ​の​お考え​や​物事​の​行ない​方​に​つい​て​多く​の​こと​を​学ん​で​い​ます。エホバ​の​主権​の​問題​は​着々​と​解決​に​向かっ​て​い​ます。今​は,エホバ​に​忠誠​を​示し,忠実​に​仕え,エホバ​の​物事​の​行ない​方​に​倣う​こと​に​よっ​て,神​の​主権​を​支持​す​べき​時​な​の​です。